「金持ち男になる93の方法(スティーブ・チャンドラー、サム・ベックフォード著)」の書評 #書評

お金に関する意識をポジティブに変えると
貧困の連鎖が防げたり、世の中により貢献できると
スティーブ・チャンドラーサム・ベックフォード
金持ち男になる93の方法で書いています。

これは子どもをしつけるときにとくに大きな意味をもつ。多くの親は「金持ちはみんな悪人だ」という嫉妬と反感に満ちた侮蔑的なメッセージを伝えるから、子どもはそれをもとに人生観と世界観を構築し、一生その思い込みに呪縛されて貧しい境遇にとどまる。これが世代間で貧困が連鎖する要因である。(
金持ち男になる93の方法) 

多くの親は子供をしつけるときにお金持ちが悪いもの、汚いものだと教えます。
この偏見が子供の潜在意識に刷り込まれ
金持ちになることを拒否してしまうというのです。

金持ちに対する子供たちの思い込みの呪縛を解かねば
貧困の連鎖は止まらないという考え方は面白いですね。
親がいますぐに意識を変えないと子供の人生に悪影響を及ぼしてしまうのなら

子供だけでなく、私たち大人もお金持ちに対する偏見を持っています。
ジョー・ヴィターレも書いていますが、お金を悪いものだと思い込んでしまうと
潜在意識がお金を拒否し、お金を遠ざけてしまうようになるのです。
私たち大人もお金に対するマインドセットを変えるべきなのかもしれません。

スティーブ・チャンドラーサム・ベックフォード
お金への意識を変えることが成功につながると次のように整理しています。

お金の重要性を積極的に認めよう。実際、お金は衣食住のすべてを決定する。ところが残念なことに、多くの人は仕事で成功して財産を築く喜びを得ようとしない。金持ちに対する嫉妬と反感のために自分の成功を阻止してしまっているのだ。成功しないより成功するほうがはるかに人びとの役に立つことができる。実際、多くの成功者を動かしているのはエゴや強欲ではなく、人生に対する純粋な愛である。あなたたちも仕事で成功して社会に貢献することをめざそう。 金持ち男になる93の方法) 

お金持ちに対する嫉妬が成功を妨げているとしたら
意識を至急変えた方がよいかもしれません。
成功すれば、多くの人の役に立てるようになるのです。
アメリカの起業家たちやスポーツ選手の寄付で
どれほどのチャンスが生まれているかを考えてみましょう。
自分が金持ちになることで、社会に貢献できると思えれば
成功への心のハードルも下げられそうです。

元プロバスケットボール選手のケビン・ジョンソンは、自分が生まれ育った貧民街の子どもたちに教育を受けさせるために莫大な寄付をした。現在、子どもたちはすさんだ生き方をやめて恵まれた環境で学校教育を受け、教師から愛情を注いでもらって勉学に励んでいる。ケビン・ジョンソンのお金は多くの貧しい子どもたちに幸せをもたらしているのだ。こんなふうに、自分のためではなく他の人のためなら、お金で幸せは買えるのである。もちろん、それに対する見返りは得られないが、そんなものを期待して利他的な行為をする人はいないだろう。心の中に愛があふれていればいいのだ。金持ち男になる93の方法) 

貧しい子供たちに教育のチャンスを与えることで
彼らが貧困の連鎖からも抜け出せるのなら
私たちが意識改革をして積極的にお金を稼いで
寄付するようにマインドセットすべきだと思います。
ケビン・ジョンソンは稼いだお金で自分と同じ境遇の子供を救うために
セント・ホープ・アカデミーをスタートしています。

今回、ケビン・ジョンソンの話を調べることで
ケビンの思考や行動をモデリングしたくなりました。
成功は利他のためだと意識改革してみることで、潜在式を書き換えてみます。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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