スティーブ・ザフロンとデイブ・ローガンのパフォーマンスアップ3つの法則の書評


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パフォーマンスアップ3つの法則―組織と個人の成果にブレークスルーを起こす法
著者:スティーブ・ザフロンとデイブ・ローガン
出版社:ダイレクト出版

本書の要約

未来を言語化し、書き換えること、それをチームで共に作ることで、組織を強化できます。言葉は状況を変える力を持つのですから、その力を活用しましょう。有名なアメリカの独立宣言もこの未来を書き換える力から生まれました。多くのリーダーが未来を書き換えることで、成功を手に入れているのです。

パフォーマンスの3つの法則

パフォーマンスの第1法則 
人の行動(パフォーマンス)は状況が本人にどのようなものとして起きているかと相関する。
パフォーマンスの第2法則 
状況の起き方は言葉の中に生じる
パフォーマンスの第3法則 
未来に基づく言葉が状況のその人への起き方をトランスフォームする。(スティーブ・ザフロンとデイブ・ローガン)

未来を書き換えることで、古い問題は解消していきます。会社を成長させたければ、リーダーは、自分の未来と組織の未来を書き換えればよいのです。著者たちが生み出した「パフォーマンスの3つの法則」を活用すれば、問題の解決策を見つけるだけでなく、未来を書き換え、目標を達成できるようになります。

未来を書き換えることで、現在の状況の起き方も変わってくる。

過去のトラブルがあなたの未来を制限します。過去をしっかりと清算し、わだかまりを捨てると新たな視点に立て、活力を得られます。設定された未来をはっきりと言語化し、それを本当に望んでいると決め、チームで共有できれば、その組織の未来を明るくできます。未来を書き換えると決め、メンバーと共に新たなストーリーを作るのです。

自分が真のリーダーになろうと決めた時に、分かれ道が現れます。今までと変わらぬ道を行くこともできますし、新しい自分を作ることもできます。しかし、ほとんどの人は、サイコロを投げるように人生の方向を決め、そのまま進むうちに身動きがとれなくなり、ふと気づいたときには思いどおりにならなくなっています。

自己発見という難しい課題に取り組んだ人は、自分が見知らぬ道を歩き始めたことに気づくきます。過去に重要だったものに導かれるのではなく、今の自分が信じるもの、自らのビジョンとして、自分自身が存在していることに気づくのです。

リーダーになるためには、先延ばしをやめることが必要です。「いつか」やろうと多くの人は思いますが、この「いつか」は幻想でしかありません。この幻想を抱えて生きていると、不意打ちをくらいます。今回のコロナウイルスは、「いつか」が幻想であることを明らかにし、多くの人の夢を破壊しました。

現実は、不意に予期しないことが起こり、夢や希望を打ち砕くほどに意地悪である。いたるところで幸運の女神が宝くじを当てた誰かに微笑んでいるはずなのに、自分には決してそんなことは起こりそうもない。「いつか」というカテゴリーの夢や希望や願望を描くとき、私たちは自分を現実の人生とは切り離している。「いつか」は決して訪れない。あるのは「今」だけだからだ。

未来から逆算し、今やるべきことを明らかにすべきです。書き換えられた未来を実現するために、リーダーである自分が何をすべきかを自らに問うべきです。そして、真のリーダーは描いた未来をチームに伝え、それを実現するために、メンバーの話を聞けばよいのです。未来を書き換え、共に築き上げること、メンバーと連帯することで、ダメな会社をよい会社に変えることも可能になることを本書のケーススタディから学べます。

自分の未来を書き換える方法

あなたの未来と、あなたに起こっている状況の起き方との間にある相関に目を向けてみよう。もし、未来を書き換えたいなら、あなたはその瞬間から新たな未来に向かっていきていくのだ。未来を書き換えることで、現在の状況の起き方も変わっていく。自分や他人が、今後何年も何十年も生きていく未来を築き上げる人間のひとりになるところを想像してほしい。そのためには、私たちが何もないまっさらなスベースを生み出し、そのスペースに向けて、決意を示さなければならないのだ。

最も根本的な言語的行為は、決意を表明することです。それによって、可能性でしかなかった未来に息が吹き込まれます。決意表明された未来は、夢でもなければ希望でありません。あなた自身が全力を尽くしていく未来となるのです。

自分のため人生のため、人間関係のため、会社のために新しい可能性あふれる未来に率先して時間やお金、エネルギーをリーダーが投資するとき、彼はリスクにさらされます。リーダーは新たな未来を築き上げることで、自分自身の人生の作者になれるのです。そして、それは、これまでだれも想像しなかったような人生となるのです。

自分自身に投資すること、自分自身をリスクにさらすことは、未来を書き換えるうえで必要な行為だ。そのために全力を尽くすが、それこそがもう1つの言語的行為である。新たな未来のために、持てるものすべてを危険にさらす。

アメリカの独立宣言は52人の男が集まり、未来を書き換える言葉を生み出したのです。彼らが独立宣言書を起草したとき、最後の一文を書き加えることで、その文書は格段に重要性を増しました。彼らは「われらは相互にその生命、財産、そして神聖なる名誉を捧げ合うことを約するものである」という一文を追記し、その後、署名し、文字どおり、自らの生命を捧げました。ここから独立戦争が味まり、英国との戦争の火ぶたが切って落とされたのです。

アメリカの独立宣言は自由の可能性を創造しました。そして、人々はその新たな未来に向かって生きていこうと決意し、リスクを取り、闘うことで可能性をさらに引き寄せようとしたのです。勝利を収めたあと、創造された未来は合衆国憲法の制定によって、可能性から現実へと変化していきました。未来を書き換えると決め、行動することで、自分たちの可能性を広げられるのです。未来はたった一つの言葉から生まれるのです。

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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