とりあえず行動する時代になってきました!
やりたいことがあったら、まずはアクションを起こしましょう。
マーケット感覚を身につけよう(ちきりん著)の中で
最も共感したのが以下の一節です。
私もソーシャルメディア経由で出版がスタートしたので
この話にはとても親近感を持ちました。
私はプログを書いて市場(読者)に評価され、今は出版社からも本を出すようになりましたが、出版界も「やってみて、決める」方式に移行しつつあると感じます。昔は編集者が、「この人に書いてもらおう」と最初に著者を決め、その人と一緒に作品を作り込んでいました。しかし今は、「とりあえずネットに文章を書いてみてください。人気が出たら、出版提案を持って行きますから」というスタンスの編集者もたくさんいます。こうなると、「とりあえずやってみる」人が得られるチャンスは、慎重に作り込む人が得られるチャンスより、はるかに大きくなります。
とりあえずブログを書いてみると本当に良いことが起こります。
ブログはネットで不特定多数の方に見てもらえるメディアなので
記事をストックしておけば、編集者の方の目にとまることもあります。
私の周りでもブログ経由で出版を決めた人もいますし
私もこのブログから何度か執筆のチャンスをいただけました。
アウトプットしている人にチャンスがもたらされる時代になったのです。
最近では、本の企画が決まるとこのブログでテスト原稿を
とりあえず書いてみて、編集者の方と内容を詰めるようにしています。
前作のiPhoneアプリ習慣術は、正にこのブログに書いたことを
編集者の方とマッシュアップして、作り上げた一冊でした。
ゲラの段階でも、最新のブログを追記していただくなど
最後まで、内容にもこだわれました。
誰も読んでくれないかもしれないけど、とりあえずネット上に文章を書いてみる人、誰も使ってくれないかもしれないけど、とりあえずアプリを作ってみる人、誰も買ってくれないかもしれないけど、とりあえずイラストスタンプを作ってみる人、成功するかどうかわからないけど、とりあえず起業をしてみる人のほうが、「やってみて決める」世界では、チャンスをつかみやすいのです。たしかに、「とりあえずやってみる」方式の市場では、箸にも棒にもかからないモノがたくさん現れます。しかしどんなモノでも、組織における意思決定のように、「なかったものにされる」ことはありません。支持者が少なくても、少数から熱烈な支持をうけるニッチ商品として残ることもできるし、何かのきっかけで、急に支持が高まることもあります。一度切り捨てられると、逆転が極めて難しい組織による評価とは異なり、トレンド変化の早い市場のほうが敗者復活のチャンスも大きいので、成功確率の低いことでもどんどん「やってみる」方式のほうが、より有利になっているのです。
勉強してもそれを社会にアピールしないと面白いことは起こりません。
とりあえずスタートしてみれば
読者からの貴重なフィードバックがもらえます。
毎日書いていると、やがてファンも現れ、応援メッセージなどももらえます。
これが、書くモチベーションになり、継続できるようになるのです。
1年続ければ、その道のプロに負けない記事がストックされているはずです。
これでGoogleの検索を味方にでき
間違いなく良い話が引き寄せられてきます。
最近では、このブログでドバイのビジネス情報を書いていたら
あるメディアから連載の依頼をいただけました。
気になったことがあれば、どんどんブログに書いて
掘り下げてみましょう。
思わぬところから依頼や相談が来るようになります。
とりあえず主義が今時の生き方だというちきりん氏の考え方を信じて
面白い話を自分で作り出しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Bored @ work via photopin (license)
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