人生は、単なる瞑想によって成し遂げられる成果よりも、行動によって成し遂げられた成果のほうが、より多い

大好きなジェイ・エイブラハムの新刊の限界はあなたの頭の中にしかない
リリースされたので、早速読んでみました。
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ジェイは卓越したマーケッターとして有名で
自分の強みの磨き方などに定評があります。
以前、彼が来日したときに話を聞きましたが
自分のパーソナルブランディングを自分の強みから際立たせ
それをビジネスレターやブログで顧客に
知らせるべきだという話にとても共感しました。

本書は今までの彼のマーケティング関連の書籍とは異なり
モチベーションよりの内容となっていて
冒頭から彼の意識と行動についての考え方が書かれています。

恵まれていない彼のスタートラインを初めて知りましたが
言葉を学ぶために中古の辞書を買い
知らない単語を毎日5個覚えて、ビジネスに使うようにしたのです。
バカにされてもめげない、彼のこの行動力には驚きました。
いつも覚えたての言葉を使うので、失敗を繰り返しますが
ジェイは自分の可能性を信じたくて、チャレンジを続けたのです。
そして、彼は正確な語彙力を手に入れ、成功を勝ち得ていくのです。
すぐに役立つスキルを手に入れることで、人生には変化し始めるのです。

ほとんどの人が、98%もの人が、日本でも世界でも、平凡であることを受け入れ、不満だらけの窮屈な、そこそこの日々に甘んじ、ほどほどに仕事をし、なんとなく人生を送り、家族とそれなりに暮らしています。それが当たり前で普通だと信じています。

このジェイの言葉で、私のモチベーションは一気に上がり
すぐに、行動を起こしたくなりました。
最近の日本には諦めムードが蔓延していますが
「できる!」と決めれば、必ず自分の行動は変えられます。
せっかく生まれてきたのですから、甘い空気に流されずに
エキサイティングな体験をしたいものです。
そのためには、やりたいことを明確にして、すぐに行動を起こすべきなのです。
まずは、自分の夢が書かれている本を読んだり
成功者のセミナーに出かけてみましょう。

しかし本当にコントロール不可能な事態は、あなたの人生のおよそ2%程度でしょう。残りの98%の問題はコントロール可能なのです。どのように発展させ、どういう結果にするか。喜びも不満も、最大限の成功も、悲劇的な失敗も、すべてコントロールできます。それはあなたの信仰の問題ではありません。そうではなく人生で手にする力や要素を、どう認識し、利用しまた利用され、それらをもとにどう判断し、どう行動するかにかかっているのです。

たいがいのことは自分でコントロールできるとレイは言います。
自分の成功すらもコントロールできるのです。

しかし、どうやって??
私たちは今まで、一所懸命に努力を続けてきたはずです。
しかし、たいしたことは何も起こらなかった!
その理由をジェイは本書で明らかにしています。

「私は本を読んだし、大きな考え方も持った。より良い未来を描くビジョンもきちんと持った。しかし、何も起こらなかった」と。さて、何も起こらなかった理由を説明する、ちょうど良い言葉があります。肝に銘じてもらいたい言葉です。 「人生は、単なる瞑想によって成し遂げられる成果よりも、行動によって成し遂げられた成果のほうが、より多い」

私たちはこうなればよいと思うだけで
そこに行動が伴っていないのです。
引き寄せの法則をいくら信じても行動しなければ
何も運んできてはくれないのです。
本を読んだら行動する!
ジェイが古本の辞書で毎日5個の単語を覚えて使ったように
学んだことをどんどん実践していくのです。

ちまたにいくつもある良い本をどんなにたくさん読んでも、結果の引き寄せは起きません。私は、あなたがたくさんの本を読むことについては強く推奨しますが、しかし本を読んだだけで、あるいは良い考えを持っただけで人生が変化すると信じてはいけません。あなたが理念を変え、信念を変え、そしてそこから来る行動を変えることで、結果が変化するのです。あなた自身が立ち上がって行動しない限り、あなたの人生には何も起きません。

正に行動する読書!ですね。
特に、ジェイは成功者の伝記を読むべきだと書いています。
ビジョンを持ち続け、失敗を重ねながらも
諦めずにゴールを目指した偉大な経営者たちのヒストリーを参考にして
成功者の洞察力を理解すれば、ほとんどの目標は成し遂げられるはずです。

ぐちぐちと否定的に批判的になっていだけで、何ひとつ具体的な行動ができていないようであれば、自分自身のコントロールの仕方を間違えているのです。ビジネスや工場が生産性と結果を要求するように、自分自身の行動に対しても、結果に焦点があっているかどうか、見直す必要があります。

ジェイがなんども本書で書いているように、
人生の主役は自分自身で、人生は自分でしか変えられないのです。
自分の理想のために
■自分自身を常に分析する。評価する。
■軌道修正を行う。 
■自分に行動を指示する。
このPDCAをしっかりと回していくことが、成功に繋がるのです。
彼は本書で、巷ではやる「夢を紙に書くだけで成功するメソッド」を否定しています。
確かに、紙に書くだけでは、無理なのです。
夢を書き出したら、それに向かって行動することがポイントになります。

このブログでもいつも書いていますが
行動の最大化、アウトプットの最大化、人脈の最大化
することによって、意識した夢が実現されていくのです。
冒頭から彼のパワフルな言葉に引き込まれて、本書を一気に読了しました。
久々に骨太な一冊に出会えました!
7つの習慣-成功には原則があった!をよりパワフルにしたような良書です。
何かを起こしたい人には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
限界はあなたの頭の中にしかないの書評を何回かに分けて、書いていきたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
  

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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