「ブログを10年続けて、僕が考えたこと」(倉下忠憲著)を読んで僕が考えたこと

このブログを書き始めてから、4年半の時間が経過しました。
当初は毎日ブログを更新するための、ネタ作りが大変だったのですが
今は、ブログを書くことが、私の人生の喜びに変わってきました。
ブログを書いている中で、ブログ関連の本にも反応するようになり
アマゾンでブログ関連の書籍を見つけると、ついつい買ってしまいます。
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先日、Facebookで倉下忠憲氏のブログを10年続けて、僕が考えたこと
話題になっていました。
倉下氏のブログ本なので、当然購入しましたが、期待通りの面白い内容でした。
著者の倉下氏は、R-styleというブログを10年に渡って、毎日更新し続けています。
(これだけで、私は敬意を表したいと思います。)
彼は自分のことを「隠れ家的ブロガー」と命名していますが
私は彼の骨のあるブログスタイルが好きで、ベンチマークの一人として位置づけています。
当然、先輩ブロガーとしても尊敬しています!

本書に書かれている倉下氏のブログへの熱い思いを読むことで
今回、私はブログの価値を再確認できました。
特に、倉下氏が整理した「ブログから得られた3つのもの」は
私も同じような体験をしているので、とても共感しています。
以下、本書から引用します。
1つ目は、アウトプットによって情報が集まるというメリットです。

情報を出せば、情報が集まる。実に不思議な感覚ですが、一度体験してみると妙な納得感もあります。自分の場合で考えてみても、何一つ発信していない人に、わざわざ 「ねえ、こういうことありますよ」と話しかけたりはしません。この人には、こういう情報が必要かもしれない、と思えるきっかけが必要です。そして、そのきっかけがブログ記事なわけです。

ソーシャルメディアやブログで情報発信をすると
読者がその関連情報をもたらしてくれます。
最初、私もこれが信じられなかったのですが
情報を出せば出しただけ、自分のところに関連情報が集まってくるのです。
ブログに書けば、知りたい情報が集まってくるわけですから
書かない理由がこの段階でなくなります。
毎日ブログを更新することで、知識や体験を今まで以上に得られるようになるのです。

2つ目のメリットは、過去の自分との対話です。

ブログは、自分を振り返ることができます。どれだけ大きな図書館に行って、過去の新聞を読み漁って、「自分という人間の興味の履歴」はどこにも見つけられません。しかし 、ブログにはそれがあります。自分の過去記事を読み返しながら、いろいろなことをやってきたんだと感慨にふけることもたびたびあります。自分については自分が一番よく知っているつもりですが、その実全然把握していなかったり、忘れてしまっていることも多いものです 。自分の興味を時系列で眺めることで、 「あぁ、自分はやっぱりこういうものが好きなんだな」という感覚を、瞬間的な気持ちの高ぶりとは無縁な状況で確認することができます。

私はこのブログにやりたいことや夢を書き続けています。
過去記事のリンクを貼る際に、自分のブログを読み返すことを日課にすることで
過去の自分との対話ができるようになります。
私はここから多くの気づきをもらえるようになりました。
この振り返りから、最近会えていない人を思い出したり
やれなかったことを確認することで、今やるべきことが見えてくるのです。
ブログを読み返すことで、自分の改善ポイントを見つけられるようになったのです。

ブログは、新しい人との出会いをデザインもしてくれます。
この3つめのメリットがブログの最大の価値かもしれません。

自分を、他の人から見出されやすい状態にしておくこと。それが、ブログの一つの効果です。

インターネット上に自分の思考や体験を晒しておくことで
自分に興味を持った人たちが、検索経由で集まってきてくれるのです。
マーク・グラノヴェッター (Granovetter) の弱き紐帯の強み
ブログによって、生み出されるのです。

ただ、「自分はこういう人間です」ということをどうどうと晒しておけばよいのです。もしその情報が、充分な範囲に広がれば、 「あなたはなかなか面白いですね 」といってくれる人と出会えるようになります。狭い日常に閉じ込められているとなかなか気がつきにくいですが、この世界はそれぐらいに豊かで多様性に満ち溢れているのです。

ブログのコメントやソーシャルメディアでのやりとりを続けていくうちに
関係が強化されれば、やがてはリアルでの交流もスタートします。
ここから、思いもかけぬ新たなプロジェクトが生まれ、人生をハッピーにしてくれます。
10年前から、私は多くの先輩ブロガーから、この価値を教えてもらってきましたが
なかなか踏ん切りがつかず、ブログのスタートを切れませんでした。
しかし、ブログを4年半前に始めたことで、遅ればせながら、この価値がわかったのです。
私には、有名なブロガーの知り合いが何人もいたので
直接この3つのメリットを教えてもらえたので、ラッキーだったかもしれません。

もし、相談できるブロガーがあなたの周りにいないならば
ブログを10年続けて、僕が考えたことを読むことを、オススメします。
ブログが人生を変えてくれるツールだとすぐに理解できるはずです。

最後に倉下氏のブログへの思いを紹介して、今日の記事を終わりにします。
実際、私もブログによって、変化できたので、この考え方を支持したいと思います。

自分の人生に起きた出来事や、自分の頭を使って考えたこと。そうしたことをブログに書き続けていけば、いろいろなものが変化していきます。目に入る風景が変わります。触発される考え方が変わります。体験を求めたくなり、本を読みたくなり、誰かに説明したくなります。自分で書いてきたことを読み返して、新しい発見をしたり、自分についてより深く知ったりもできます。それによって、あなたが誰かの役に立ち、また役に立ったことが実感できることもあるでしょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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