高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない。(リチャード・P・ファインマン)
難しいことをわかりやすく伝えられる人は、素敵だと思います。
コミュニケーションは、できるだけシンプルにしたいものです。
しかし、IT系の人は自分の技術に自信があるのか
難しい言葉を使って、人に伝えようとしがちです。
しかし、これでは、マーケットは拡大しません。
私がアプリなどのIT系のサービズをコンサルする時に
お伝えすることはただ一つ。
自社のサービスを自分の家族や友人に
わかりやすく伝えるためのメッセージを開発しよう!ということです。
自分の味方である家族が理解でき、周りに伝えられるように
メッセージを作れれば、そのサービスが成功する可能性が高まります。
難しいことを難しく伝えても、イノベーターやスペシャリストにしか理解されません。
初見でスルーされては、意味がないのです。
そのサービスを一言で表現できれば、話題にしやすくなります。
より多くの人にプロダクトを支持されるようなメッセージを開発していくのです。
開発も大事ですが、売るためには、それ以上にマーケティングが大事になるのです。
リチャード・P・ファインマンの言葉をもじれば
高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は自社のサービスを理解しているとは言えない。
という感じでしょうか??
Appleに復活したスティーブ・ジョブズは、絶えずシンプルなメッセージを開発し
ユーザーにApple製品の素晴らしさを伝える努力を続けてきました。
初代iPodのプレゼンの時には「1000曲をポケットに!」という
シンプルなメッセージで、iPodのコンセプトを表現しました。
新しい音楽ファンを開拓する時に、技術の話をするよりも
家にあるCDを全て持ち運べます!というベネフィットを
伝えた方がはるかに価値があります。
スティーブ・ジョブズは、ユーザー(聞き手)の立場に立ち
彼らに理解してもらいやすいシンプルなメッセージでプレゼンを行ったのです。
製品だけでなく、コミュニケーションにおいても
シンプルにわかりやすく伝える努力を怠らなかったのです。
製品のメリットよりもユーザーベネフィットを伝えた方が
使用イメージが広がり、共感できるようになるのです。
また、iPhoneのプレゼンでは、「電話を再発明します!」と宣言しました。
ブラックベリーとの比較で、使いやすいスマホ
キーボードがなくなった大画面のiPhoneの優位性をアピールしています。
大画面でユーザーインタフェイスのよいiPhoneを
電話のを再発明という言葉で的確に表現したのです。
ユーザーの課題を解決することを絶えず意識したプレゼンには
ユーザーベネフィットが欠かせません。
スティーブ・ジョブズのようにシンプルで
わかりやすいメッセージをつくることを意識したいものです。
そのためには、スティーブ・ジョブズのプレゼン動画や名言を
モデリングするのがオススメです!
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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