時間泥棒にならないための、サラミスライス法

今日できることを明日にしてはいけない。遅延は時間の盗人だからだ。(チャールズ・ディケンズ)

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私の中には、良い自分と悪い自分が同居しています。
悪い悪魔が時々現れ、大事なタスクを今やらなくてもいいよと囁きます。
以前はこの誘惑に負けていたのですが、最近は考え方を変えています。
先延ばしは、時間泥棒だと考え
少しでもよいので、行動を起こすようにしたのです。

私はいろいろな書籍を読む中で、先延ばしを解決するためのルールを見つけました。
それは、紙に書き出すというシンプルなアクションです。
まずは、タスクに取り組む前に、プロセスを頭の中でイメージしましょう。
イメージしないことが、タスクに対する恐怖感を増幅します。
脳は、嫌なこと大きく大きく捉えがちです。
紙に書き出すことで、頭が整理され
そのタスクが意外に簡単なものに思えてきます。
これで行動するのが怖くなくなるのです。

また、そのタスクが巨大に見えたたとしても、書き出すことで
頭がそのタスクを解決しようと、動き出します。
大きなタスクを解決するためには、いくつかのステップに分けることが重要です。
デッドラインと相談しながら、細かくタスクを切り刻むのです。
タスクが小さくなることで、自分にできるはずだと思えるようになります。
このメッソドを私はコンサルタントのブライアン・トレーシーから学びました。
彼の名著カエルを食べてしまえ!の中で、サラミスライス法として
このメッソドが紹介されているので、以下引用します。

大きく重要な仕事になかなかとりかかれないのは、主として、初めはあまりに大きくて大変なように見えるからである。大きな仕事を細切れにするやり方を、「サラミスライス法」と呼ぼう。仕事を細分化し、一つずつこなしていくのだ。サラミを一枚ずつ食べるように、カエルを一かけずつ食べるわけだ。覚えておいてほしいのは、あなたの心の奥底には、「完成へと駆り立てるもの」があるということである。

細切れにすることで、私たちは軽い気持ちで行動できるようになります。
まずは、5分でもよいので行動を起こして、自分にもできた!と思うことです。
一つのタスクをこなすことで、自信が生まれます。
うまくいけば、タスクに集中でき、短時間で片付けられるかもしれません。
この繰り返しによって、いつの間にか、大きなタスクもやり遂げられるのです。

こま切れにした仕事の一つなら、軽い気持ちでこなせるだろう。そして、一つ仕上げれば、もう一つやろうという気になる。一つずつこなしていけば、やがて知らず知らずのうちに大きな仕事が完成する。覚えておいてほしいのは、あなたの心の奥底には「完成へと駆り立てるもの」があるということである。仕事にとりかかり完成させると、喜びと自分の力を感じるはずだ。仕事を終結させたいという内奥の無意識の欲求が満たされるわけだ。この完成させたい、終結させたいという意識が、あなたを次の仕事に向かわせ、最終的な完成へ押し進める

あとはデッドラインに向かって、行動を起こすだけです。
一度始めてしまえば、そのタスクを終わらせようという意識が働きます。
こう考えることで、タスクが怖くなくなり、行動しやすくなるのです。
先延ばししたくなったら、まずはタスクを紙に書き出しましょう。
もしも、タスクが大きく見えたなら、このサラミスライス法を活用して
細かく切り刻んで、行動しやすくすればよいのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
   

 

 

photo credit: Eatcon – Soppressa veneta via photopin (license)

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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