すべての本は、束の間の本と生涯の本の2種類に分けられる。(ジョン・ラスキン)
ジョン・ラスキンのこの言葉は良いですね。
束の間の本と生涯の本を、自分の中でも整理してみました。
小説であれば、ローレンス・ブロックやヘミングウェイ
宮城谷昌光などの作品が、私にとっての生涯の一冊かもしれません。
人生について考えるときに、私は彼らの小説を読みたくなります。
マット・スカだーや孟嘗君が、20代や30代の頃の
懐かしい私と対話をさせてくれるのです。
また、ジョー・ヴィッターレ、ブライアン・トレーシー
ジャック・キャンフィールドなどの自己啓発系の書籍も
私の人生にとってはなくてはならないモノになってきました。
彼らの本は、絶えず私に、改善しなけえばいけないことを教えてくれます。
印象に残った書籍は、このブログでも何度も紹介していますので
私の一生涯の本をご存知の方も多いと思います。
これ以外にも、当然「7つの習慣」や「道は開ける」なども
年に何度か読み返しています。
しかし、もっとも私に影響を与えた著者をあげるとしたら
それは、アンソニー・ロビンズ以外に考えられません。
なぜなら、彼の著作によって、私はアルコール依存症を克服できたからです。
特に、一瞬で自分を変える法は、断酒する際に
何度も読み返した一冊なので、とても印象深いです。
あなたがよく使う言葉で、嫌な感じがする言葉を書き出そう。そして、それをマイナス面を打ち消したり、感情を高める言葉に変えてみよう。この方法はプラスの感情をより高めることにも有効だ。良い状態から、最高の状態にする。そんな言葉を見つけてほしい。(アンソニー・ロビンズ)
この言葉を読んで、私は自分の中のネガティブな感情を
追い出すことを決めたのです。
アルコールを飲んでいたときは、私は全く行動を起こせませんでした。
いくら良いアイデアが浮かんでも、飲むことを優先していたのです。
飲み屋で計画を練っても、翌日は二日酔いで、何もできずにいました。
そのとき私は、絶えず「いつかやろう!」を口癖にしていたのです。
これでは、夢は実現するわけがありません。
あたりまえですが、マイナスの言葉ばかり使っていては
どんどんネガティブになり、暗い雰囲気をかもし出します。
逆に、ポジティブな言葉は、活力を生み出し
エネルギッシュな人たちを引き寄せてくれるののです。
こう考えると飲み屋で、かわされる愚痴が嫌になります。
ネガティブな言葉を使うことで、ポジティブな人たちを遠ざけていたのです。
当時の私はネガティブな言葉を使わないようにするために
飲み屋にも、一切、近づかないことを決めました。
お酒を最終的にやめられたのも、この判断があったからかもしれません。
また、言葉を変えることで、意識や行動も変えられることに気づけたのです。
あなたが、自分を変えたいのなら
まずは、ネガティブな言葉を使わないことを、自分のルールにしてみましょう。
「疲れた」「でも」「しかし」などを使わないことで
言い訳を考えなくなるはずです。
「私にはできる!」と自分を信じることで、行動を起こせるようになるはずです。
私はアンソニー・ロビンズの言葉のおかげで、お酒を完全にやめることができました。
今でも、気分が落ち込み、行動できくなると
すぐに、彼の本を手に取り、元気をチャージしています。
一瞬で自分を変える法は、このように私にとって、とても思い出深い一冊なのです。
photo credit: i love to read (purple) via photopin (license)
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