内田伸哉氏の「脳のコンディションを良くする88の挑戦」の書評

脳の状態を整えるにはどうすればいいか。それは常に「刺激」を与え続けることです。(内田伸哉)

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脳は基本、サボろうサボろうとしますから 定期的にショックを与えることが大事です。
サボり癖がなくなれば、脳が活性化しますから、日々、新しい刺激を与えましょう。
筋力が負荷を与え続けると成長するように、脳も刺激によって進化するのです。

内田伸哉氏の脳のコンディションを良くする88の挑戦には
脳が活性化する面白いヒントが紹介されていて、読むだけで刺激を受けられます。
この88のメソッドにチャレンジすることで、面白い人生が送れそうです。
すぐできそうなものから、「異性のパンツを履いて過ごす」など勇気が必要なものまであり
読むだけで、脳がワクワクし始めます。
本書の主なメソッドをピックアップしてみます。

■落書きや楽譜を写経してみる
■800文字で小説を執筆する
■普通の言葉をエロく変換する
■いつもと違う道で帰つてみる
■最も避けていた物に挑戦する
■自分の命日がいつかを考える
■13文字の日記を30日間続ける
■戦時中なら何をするか考える
■興味がある事の世界一を探す
■2倍仕事を捌く方法を考える
■基本ルールをひとつ無視する
■日中TVもネツトもしない
■罪悪感が出るまで遊び続ける
■ーつのことだけやる日を作る
■有名人や女優をロ説いてみる

本書の中でいくつか気になったものを紹介します。
「アイデアを100出す」ことは、広告業界ではよくやることで
私も若い時に何度も体験しました。

考え始めは苦しいですが、あるポイントをすぎると「考える」ということに対する障壁が「ふっ」となくなり、突然考えるのが楽しくなってきます。ランナーズハイに似ていますね。そこまでひたすら「吐き出し」をしてみてください。限界まで出し切る行為が脳を確実に鍛えます。

限界まで脳を使って、アイデアを吐き出すことは効果がありますので、オススメです。
ストレスになることに挑戦することが、脳のためには良いのです。
辛いことを乗り越えることを習慣化すると
レジリエンスが鍛えられ、脳の成長につながります。

「TV・雑誌等のメディアに出ること」も脳に刺激を与えてくれます。

私たちはよく俳優やタレントに対して「あの人はおもしろい」「あの人はイマイチだ」とズバズバ言います。しかし、見られる側になろう、とトライするとその大変さ、過酷さが脳にいい学びを与えてくれます。

私もMac Fanの連載を始めることで、良い緊張感をもらえました。
また、書評の連載記事のことを考えることで、翻訳本を積極的に読むようになるなど。
自分の世界を広げることができるようになったのです。

「理想が何かを明確に書き出すこと」を私も実践しています。

たとえば、理想の人生を考える際には「自分の理想に一番近い人生を送っている人物」の「モデルケース」を探すとよいでしょう。具体的な名前を考えるとなると、広くもやがかかった「理想」という言葉から、急に具体的な「人物」となり、答えを出すのに戸惑うはずです。この、戸惑いが頭にいい刺激をあたえます。「理想」を「具体的にする」作業はとてもエネルギ巻消費するクリエイティビティあふれる活動だからです。

理想の自分をイメージしたら、行動計画を作って
小さなことから始めてみるのです。
これを日々行うことで、いつの間にかなりたい自分になれるのです。

年齢が高くなると、習慣化がハードルになると内田氏は言います。
それを打ち破るためにも、いろいろなことにチャレンジし、続ける努力をするべきなのです。
私は48歳の時にブロガーになると決めて、毎日、ブログを書き続けていますが
この習慣のおかげで、良いことを引き寄せられるようになりました。

「本書の中で一番嫌なことをやろう」という挑戦が、私には一番刺さりました。
ブログを書きながら、何をやろうか考えていますが、これだけで脳がワクワクしてきました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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