やる気が出ない、尻ごみしてしまうというときには、自分で「マイナスのストーリー」をつくっている可能性があります。「やっぱり無理でした」という未来をつくってしまっているのです。
気分が落ち込むと人は、ろくでもないことを考え始めます。
未来に対する漠然な不安な 人に対する不信感、自分へのネガティブな思い込みから
マイナスのストーリーを作ってしまい、ますます嫌な気持ちになってしまうのです。
大野裕氏は「折れない心」をつくる40のルールの中で
その解決策を紹介し英ます。
人が考えるストーリーは、どちらかというとネガティブになりがちだと大野氏は言います。
私たちは、曖昧な状況にあるときに、なにかしらストーリーをつくりたくなるものです。ストーリーをつくる必要があると言ってもいいでしょう。「ストーリーがこう展開していくから、じゃあ自分はどうしようか」というふうに考えていくわけですが、そのストーリーは、どちらかというと悲劇的なものになりやすい傾向があります。そして、マイナスの部分が大きくなりすぎて、自分で受けとめきれなくなってしまうのです。 マイナスのストーリーから抜け出すには、目標を小さくして、できることから取り組むことです。簡単なことでも、自分のなかで成功体験を積み上げていくことが大切になってきます。
未来のストーリーを考えるときにできないから始まるのではなく
できるところから考えて、行動に移してみれば良いのです。
マイナスのストリーから抜け出すために、まずは目標を小さく設定してみるのです。
「折れない心」をつくる40のルール [ 大野裕(精神科医) ] |
短期的な目標と長い目で見た目標の、両方に目を向けるようにと患者さんにお伝えします。長い目で見た目標をもっていれば、自分が進んでいく方向を見失わないですみます。自分が何を大切にしているかを忘れないですみます。自分にとって本当に大事なものがわかっていれば、現実に失敗したように見えることがあったとしても、次に向かって進んでいこうとする気持ちをもちつづけることができます。しかし、気持ちだけでは先に進みません。1つひとつ、現実の具体的な課題に取り組んだり、問題を解決していったりする地道な活動が必要になります。そのためにいま何をしたらいいのかを考える、それが短期的な目標です。
大野氏は認知行動療法の専門家ですが、治療のときに
短期的な目標と長期的な目標の両方を設定していると言います。
長期的な目標を持つことで、自分の人生をデザインできます。
確固たる信念が生まれ、自分の人生を生きられるようになります。
自分で決めた夢があれば、選択するときも悩まなくて済みます。
長期的な目標を実現するためには、今の目標を設定することもとても大事です。
大きな目標だけでは、挫折してしまう可能性が高まります。
ついついタスクを先延ばししてしまい、夢の実現が遠ざかってしまいます。
私は年に1冊、紙の本を出版するという目標がありますが
そのために、毎日書くことを自分の目標においています。
1日に3本記事を書くという短期目標が、私の行動を後押ししてくれます。
朝、昼、夜と書くための時間を作ることを脳に意識させるのです。
毎日3本の記事を書き終えると、達成感を味わえます。
この小さな目標をクリアすることで、やがては大きな目標を達成できると考えています。
過去にもこのブログから何冊もの本を出版してますから
次の目標も必ず叶うと信じながら、私は毎日ワクワクな時間を過ごしています。
朝一にその日のストーリーを決めることで、やりたいことができるようになるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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