「意義」は湧いて出るものではありません。あなたが自分で見いだすものです。すばらしいキャリアと人生を築くには、あなたの毎日の仕事を、広い世界での使命と結びつける必要があります。自分の仕事が世の中にどう役立っているかを理解しない限り、毎日、形だけの仕事をすることになります。(トム・ラス)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
トム・ラスは元気は、ためられるの中で、仕事に「意義」を見いだすことで
素晴らしい人生を送れるようになると書いています。
その時の仕事の「意義」は壮大なものである必要はありません。
「意義」は現実的なもので構いませんし
一番大切にしている人たちへの貢献をイメージすればよいのです。
あなたが人から感謝されたり、喜んでもらえているならば
その仕事には間違いなく価値がありますから、それを深掘りするのです。
こう考えれば、すべての仕事に有意義な側面が見つかるはずです。
あなたの仕事が人々の生活をよりよいものにしていることがわかったら
次は、どうしたら、そうした人々にさらに役に立てるか考えてみましょう。
あなたが顧客の立場になって考えれば、やるべきことが見えてきます。
カスタマーサービスがあなたを粗末に扱ったら
その人とのやりとりが、あなたの一日を台無しにしかねません。
反対にカスタマーサービスがあなたに理解を示し、素晴らしい解決策を提示してくれたら
その人とのやりとりが、あなたをポジティブな気分にし
いやな出来事をいい体験に変えることができます。
周囲の人たちに良いエネルギーを与えるためには、日々の努力が必要です。
まずは、相手との小さなやりとりを有意義なものにすることから始めましょう。
そのうちに仕事が喜びとなり、より積極的に動くことで
社会に貢献できるようになるはずです。
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あなたは毎日仕事をすることで、世の中に貢献しています。そしておそらく、あなたが生活の糧、あるいは職業、天職と思っているものに、あなたの時間の大半を費やしています。その時間を価値あるものにしましょう。あなたに合った仕事を見つけてください。そうすれば、毎日「意義」を見いだせます。
自分の価値を信じて、毎日仕事を続ければ、世の中に貢献できます。
自分の仕事の時間をよりよくすることで、「意義」を見出せるようになります。
それでは、仕事に「意義」を見出すのと高収入を得るのでは
どちらが幸せを感じられるのでしょうか?
アメリカでもっとも幸せを感じる年収は、7万5000ドルだと言われています。
これはプリンストン大学のダニエル・カーネマンの研究によって、明らかになりました。
7万5000ドルまでは収入と幸福度は比例しますが
それ以上収入が増えても、幸福感はあまり変わらないそうです。
ダニエル・カーネマンによれば、裕福になるほど楽しい活動に費やす時間が少なくなり
逆に、ストレスを生む活動に費やす時間が多くなる傾向があるそうです。
収入にばかり気をとられると、どこかでバランスを崩してしまうのです。
キャリアが成功しているかどうかを収入の額で判断すると、方向を見失うことになります。あなたの周囲にも、楽しめない仕事を何十年も続けた人がいませんか。そういう人たちは一見 「成功した」ように見えます。でも実際には、多くが不幸な人生を送っています。自分の気持ちをきちんと整理せず、「意義」ではなく、「お金」のために働いたからです。
お金の心配がなくなる収入を得られたなら、お金を追求しない方が幸せになれるのです。
お金で必ずしも幸福は買えませんが、低い収入には感情的な苦痛が伴います。
高収入で満足は買えますが、幸福までは買えないのです。
ある程度の年収を得たならば、仕事に「意義」を見出し
社会に貢献した方が、私たちははるかに幸せになれるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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