エイミー・カディの〈パワーポーズ〉が最高の自分を創るの書評②

教室で手を挙げて発表する、困っている人を助けるなど─私たちは次の二つのどちらかに重点をおいて判断します。一つがその行動によって生じる利益(交際が始まる、自分の考えを伝えられる、人を助けた喜びを得られる、もう一つがその行動によって生じる損失(断られて傷つく、的外れな発言で恥ずかしい思いをする、きまり悪い思いをする)です 。利益の可能性に目を向けれ 、行動を起こし、プラスの結果に接近します。損失の可能性に目を向ければ行動せず、起こり得る危機を回避します。エイミー・カディ

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エイミー・カディ
〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る
今年一番のビジネス書と言えるほど、素晴らしい一冊です。
私たちは、絶えず人生の選択をしていますが
利益と損失を頭の中で計算しています。

自分に自信がない人は、面接や大事な商談などで
自分が相手から拒絶すること(損失)を勝手にイメージしてしまいます。
そのネガティブな思い込みによって、ますます積極的に動けなくなるのです。
エイミーは、パワーこそがこの解決策になり
プラスの結果を引き寄せられるようになると書いています。

パワーがプレゼンスで、私たちの思考や感情、行動をコントロールできるようになります。
パワーを持つことで、恐怖に立ち向かえたり、自立した人生を送れるのです。
外からのプレッシャーや期待に動じなくなり、自分をクリエイティブな存在に変えられます。

人はパワーを持っていれば近づき、パワーを持っていなければ避けるのです。パワーは私たちの思考や感情、行動、生理機能までを根本から左右し、私たちの存在やパフォーマンス、ひいては人生の針路についても直接、可能性を開いたり閉ざしたりするものです。パワーを失っていれば、本来の自分は発揮できません。ある意味、プレゼンスとはパワーです。自分で自分にさずける特別なパワーなのです。

人生を自分でコントロールするのか?、あるいは誰かに糸を引かれる人生か?
あなたは、人生をどちらにしたいですか?

ネガティブな思考にとらわれると、私たちは本来の力を発揮できなくなります。
自信(パワー)を失うことで、行動にブレーキがかかるのです。

誰のなかにも、みずからの真の声を待ち望み、耳を澄ましているものがある。それが唯一、あなたを導く本当の道しるべになる。その声が聞こえなければ、生涯、他人が引く糸に操られて過ごすことになるだろう。(ハワード・サーマン)

また、次も失敗すると思うのではなく、自分に自信を取り戻すことで
私たちは自分の人生を生きられるようになります。

パワーを感じられたり感じられなかったりは、ちょっとしたきっかけでどちらにでも動かせるという大事な点を示しているからでもあります。私たちはじつに簡単に左右される生きものなのです。そう、影響されやすくて弱いともいえます。でも、自分を誘導するやりかたがわかれば、それは強みになります。

成功に自分を誘導するやりかたは、実は簡単なのです。
エイミー・カディはパワーポーズを取ることによって
パワーが生み出されることを本書で紹介しています。
重要な面接、プレゼンや契約の前にパワーポーズを取って
堂々とした気持ちになって相手に向かうだけでよいのです。

仕事だけでなく、家庭や職場の問題にもこのパワーポーズは効果を発揮します。
自分には価値があると感じ、自分を信じるポーズをとることで
私たちは勇気を持って、動けるようになります。
力強い態度が自分にパワーを与え、思考、感情、行動がシンクロし
真の自分に近い状態に近づけてくれます。
パワーがある人は積極的に行動でき、周りの人を動かせるようになるのです。
パワーポーズを習慣化することで、物事を自分で決める自由を手に入れられるのです。
朝起きた時に、鏡の前で笑顔のガッツポーズをとることを私は始めてみました。
このシンプルなアクションで、朝を気持ちよくスタートできるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
パワーポーズが最高の自分を創るの書評①

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photo credit: Rosie’s Plight via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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