「雑談をする人は、能力・好感度が高い」という調査結果に!例えば、カナダのウィンザー大学の心理学者が2015年に行った研究によると、職場の冷水機のあたりで同僚と交流することに時間を費やす人は、そうでない人よりも能力や好感度が高いことが分かりました。その人たちは、新しいプロジエクトや仕事に推される可能性が高く、必要な時に同僚から助けを得られやすい、という結果が出たのです。(ケリー・マクゴニガル)
ケリー・マクゴニガルの新刊の書評ブログを続けます。
職場で雑談する人は、能力や高感度が高いそうですが
この結果に対して、心理学者はいくつもの仮説を立てています。
その中で「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」から生じるという説が、最も有力だそうです。
他者と積極的に交流することで得られる信頼や尊敬がソーシャルキャピタルです。
ソーシャルキャピタルは、誰かをサポートしたり
ビジネスにおいて好ましい印象を与えた時に得られるものですが
信頼関係や友情を築いたり、人に善意を示すことでも得られます。
職場でのビジネスに直接関係のない雑談で生まれる「交流」は
ソーシャルキャピタルを築くのに効果的なのです。
仕事のプレッシャーから解放され、リラックスしているときに
雑談すると同僚の内面を知るキッカケになります。
スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール [ ケリー・マクゴニガル ] |
ケリーは本書で「雑談の効果」をさらに高める5つのテクニックを紹介しています。
1、直接相手と話をする。
同僚にメッセージを残したり、メールを送る代わりに
デスクに直接出向き、話しをしてみましょう!
会って話しをする方が、
相手と同じプロジエクトで働いていたり、相手ともっと会話する必要があると感じたなら
ランチやお茶、あるいは散歩に誘って、関係を深めてみるのです。
2、スマートフォンや携帯電話は、しまっておく。
しっかりと対面で会うことで、ソーシャルキャピタルを築けます。
誰かと向き合って、会話をしている時に
相手の表情や姿勢、ジェスチャーを真似るとよいとケリーは言います。
こうやって、
相手とのよい関係を築けるようになります。
その際、注意したいのが、スマートフォンや携帯電話です。
ある調査によると、
ただ机の上に置いて見えるようにしているだけでも
精神的にも、
会話することで生まれる共感や信頼を損ねてしまうことが分かって
雑談の時に、スマホをしまっておくことを習慣にすれば
ソーシャルキャピタルが増やせるのですから、これは意識したいですね!
3、前に話した会話をフォローする。
「
相手がイベントに行くと話していたなら、後日、それを確認してみてください。
相手を大事に思っているというフォローによって、信頼関係を構築できるのです。
4、「ネガティブな噂話」を広げるのは、避ける。
日常的に見境なくネガティブな噂話をすることで
あなたは「信頼できない」
もしかすると「職場のいじめっ子」
自分のブランドを守るために、職場でのネガティブな話は極力控えるようにしましょう!
5、「ポジティブな噂話」をする人になる
噂話がすべて、
他の人を褒めると、職場での自分の評価を高めることができるという研究もあります。
相手がその場にいない時に、褒めるようにすれば、あなたは職場の人気者になれます。
他の人の貢献を褒めて、認めてみるのです。
いい噂話を広める人は、「サポートを受けるべき人」
そして、あなたが『その(
必要な時に他人が助けてくれたり 、守ってくれたりする可能性が高まるのです。
ケリー・マクゴニガルが示したこの5つのテクニックを身につければ
あなたは職場で評価されるようになるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評はこちらから
ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評②はこちらから
ケリー・マクゴニガルのスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールの書評③はこちらから
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