ものを買う回数を減らしたいと思っている人は多い。そのためには、できるだけ買い物しづらくするのが効果的だ。たとえば、力ートやバスケットは使わない。買い物にかける時間を短くする(かける時間が短いほど、使う金額も減る)。(グレッチェン・ルービン)
photo credit: Canadian Pacific Bye bye Royal Bank of Canada Visa via photopin (license)
グレッチェン・ルービンの人生を変える習慣のつくり方の書評ブログを続けます。
今日は資本主義社会を生き抜く知恵を本書から学んでいきます。
多くの企業は、私たちにより多くのものを買わせようと日夜努力を続けています。
アマゾンやGoogleは私たちの行動を絶えず追いかけ、欲しい情報をタイムリーに届けます。
自動車会社や家電販売店もローン会社と組んで、魅力的な提案を繰り返します。
少しでも気を許すと終わりで、私たちはあっという間に財布の紐を緩めてしまうのです。
そんな百戦錬磨のマーケターと戦うことは無意味で、負けることが目に見えています。
では、私たちはどうすればよいのでしょうか?
グレッチェン・ルービンは、買い物を減らすための最善の方法は
買い物をしづらくすることだと言います。
スーパーに入ったら、カートを使うのをやめましょう。
買い物カゴを使えば、商品の重さを実感でき、買い物をセーブできます。
クレジットカードや電子マネーを持ち歩くのをやめれば
手持ちの現金だけで買い物をしますから、欲望をセーブできます。
不便になることで余計なお金を使わなくなるのです。
また、試食をすると、たとえその商品を断っても
他の商品を余計に買ってしまうことがわかっています。
ですから、試食コーナーには絶対に近づかないようにしましょう。
試食をやめればお金だけでなく、体重もコントロールできます!
商品を触ったり、試着することも極力我慢しましょう。
販売員のあの手この手のマジックに負けたくなければ
今日は見るだけだと自分に言い聞かせるのです。
人生を変える習慣のつくり方 [ グレッチェン・ルービン ] |
買い物時間が長くなると使う金額も比例して増えていきます。
買い物は短時間に済ませるのが鉄則なのです。
あなたが女性なら、男性と一緒に買い物に行くとよいでしょう。
これで買い物時間が短くなり、無駄遣いを減らせます。
ウエブサイトで買い物する人はワンクリックで買い物できないようにする、ブックマークはすべて消去する、サイトを訪問し終えたら必ずログアウトする、ゲストとして利用する、といったことをすれば、買おうとするたびにすべての情報を入力しないといけなくなる。少し不便になるだけでも違いは大きい。それに、買いたい衝動を抑えることよりも、ブックマークを消すほうがずっと簡単だ。自分を変える必要はない。環境を変えればいい。
ECサイトでの買い過ぎも、買い物の手続きを面倒にすれば、防げます。
ブックマークを全て消したり、ログアウトを習慣化することで浪費を減らせます。
このように買い物に対する意識を変えることで、家の中のモノも減らせます。
モノを買わなくなれば、お金も貯まりますし、気持ちもスッキリします。
もしも、あなたが過剰な買い物に悩んでいるのなら
買い物をしづらくすることで、問題を解決できるのです。
この習慣のルールは、ダイエットにも応用できます。
食べ物を取りづらい場所にしまえば、私たちは食べることを途中で諦めます。
買い過ぎや太り過ぎをやめたければ
自分の行動を邪魔するハードルを今すぐ設ければよいのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
グレッチェン・ルービンの人生を変える習慣のつくり方の書評ブログはこちらから
グレッチェン・ルービンの関連記事はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント