降りてくる思考法(江上隆夫著)の書評

手を使って働く者は労働者である。手と頭を使って働く者は職人である。手と頭と心を使って働く者は芸術家である。(アッシジの聖フランシスコ)

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photo credit: Ajithpoison Word Relax on beach via photopin (license)

新しいアイデアを生み出すとためには、小さなことを追求した後で
無意識のチカラを借りることが重要です。
インプットや思考の緊張感から解放され、リラックスした時に
私たちの脳はデフォルト・モード・ネットワークを稼働します。
脳は大きく考えることが苦手だとクリエイターの江上隆夫氏は
降りてくる思考法 世界一クレイジーでクリエイティブな問題解決スキルの中で指摘しています。
できるだけ小さく考えるために、自分の脳に質問を繰り返しましょう。

本書には、変える、なくす、捨てる、組み合わせるなどを切り口に
48の質問とケーススタディが紹介されています。
アイデアが煮詰まった時に本書を参考にするだけで、よいアイデアが浮かんできそうです。
要は凝り固まった自分の思考法を見直し、新たな視点でものを考えるようにするのです。
スティーブ・ジョブズの真似をして考えたり、ライバルならどう考えるかなど
立ち位置を変えるだけで、私たちは面白い発想ができるようになります。

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降りてくる思考法 [ 江上 隆夫 ]
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わたしたちは、経験してきたさまざまな現実を、わたしたち自身の見方・考え方で解釈し、固有の物語として記憶しています。出来事をどう捉えるかは、すべてわたしたちの意思に託されていますが、物事にはすべて両面があります。

現実は一つですが、私たちはそこに様々なストーリーを付け加えられます。
ネガティブな状況でも、そこにエネルギーを加えることで、素晴らしいストーリーを紡げます。
普段とは違う視点で物語を考えることで、未来を変えることもできるのです。
本書で紹介されている青森県の「落ちないリンゴ」の例からもわかるように
ストーリーを上手に伝えることで、顧客の共感を得られます。
あるいはビジョンを物語にすることで、チームを一つにでき、結果を残せるようになります。

ソーシャルメディア時代の顧客は、自分がシンパシーを寄せるストーリーを持った
企業や人とつながりを持とうとします。
顧客に支持してもらうためにも、共感を軸にストーリーを考えましょう!

これからの時代を生き抜くためには、クリエヒティビティが必須になります。
アイデア作りのヒントが満載の本書のメソッドを真似ることで
私たちは自らの価値を高められるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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