私は、脳や身体の動きに合わせ、「朝はひとり時間」「夜はみんな時間」という言葉で、時間の使い方を分けることを提案しています。朝は、前日までの情報が睡眠によって整理され、頭がすっきりしてクリアな状態なので、ものごとをじっくり考える「ひとり時間」に向いています。(池田千恵)
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池田千恵氏の朝の余白で人生を変えるの書評ブログを続けます。
朝は「ひとり時間」に向いていると池田氏は言います。
朝時間は確かに集中できますから、生産性を上げられそうです。
また、自分の好きなことができるので、有意義な時間を過ごせます。
早起きすれば、家族からも干渉されずに、自分一人の「孤独の時間」を楽しめます。
読書や勉強も捗りますし、冷静な頭でタスクの優先順位も決められます。
朝時間はできるだけ、ネットを使わずに孤独な時間を楽しましょう。
私は朝時間に、感謝日記を書くようにしています。
昨日の良かったことにフォーカスすることで、幸せな気持ちで朝をスタートできます。
それから、近所の神社にお参りして
朝日を浴びながら、心と体にエネルギーをチャージします。
今日やるべきことをを神様の前で確認したり
自分との対話の時間を持つことで、脳をスッキリさせられます。
ネットやソーシャルメディアからできるだけ距離を置くことで
目の前のことに集中できるのもよいですね。
朝は最も集中できる時間帯ですから、自分のための投資に使うのです。
自分とつながる時間を持つことで、本当にやりたいことが見つかります。
そのための勉強のために朝時間を使うと、未来を明るくできます。
朝の余白で人生を変える [ 池田 千恵 ] |
逆に夜は、1日のさまざまな情報にさらされていて頭が疲れ、ストレスもたまっています。ですから、深く考えたりするよりも、外に向かって発散して楽しむような「みんな時間」をすごすのに適しています。
夜はみんなと過ごす時間と決めれば、自分のスケジュールも立てやすくなります。
例えば、朝はひとり静かに読書をし、その後読書メモを書く時間にするのです。
夜は読者会に参加して、読んだ本の意見交換をすれば
インプットとアウトプットを両立できます。
仲間と意見交換することで刺激を受けたり、異なる視点にも気づけます。
面白い情報をもらえたり、新たな出会いもデザインできますから
勉強会や読書会に参加するのもありだと思います。
私も勉強会を主宰していますが、夜であれば会の後の時間も自由に使えます。
懇親会まで参加すると硬軟取り混ぜた話を聞けるので
いつも参加することを楽しみにしています。
以下朝時間と夜時間の活用法を本書から引用しますので、イメージを膨らませてください。
〈朝のひとり時間〉
○勉強するならたんなる丸暗記ではなく、頭を使って考える学習をする。
○前日の反省を淡々とノートに書き出して冷静な頭で考える。
○仕事のシミュレーション(どのタイミングで上司に自分の作業をチエックしてもらうかなどの段取りを組む)。
○頭のモヤモヤをノートや手帳に書き出して整理する。
〈夜のみんな時間〉
○料理教室、パン教室など、先生&生徒同士の交流&食事が楽しめる教室。
○ダンス教室やゴスペル教室など、身体を動かしたり声を出したりすることでストレス発散。
○映画鑑賞、ミュージカルなど、 終わったあとで感想を交換しあうことができるイベント。
このように朝の「ひとり時間」と夜の「みんな時間」を組み合わせて
過ごし方にメリハリをつければ、毎日が充実しそうです。
学びと遊びのバランスが取れますし、人脈も広がりそうです。
私は朝時間を重視していますが
本書を読むことで夜時間の過ごし方も工夫したくなりました。
新たな体験を重ねれば、もっと人生を面白くできるというヒントをもらえました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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