影響力は誰かに働きかけるプロセスだ。(スティーブン・ピアス)
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様々なアイデアを組み合わせて、相手に影響するための
強力なプロセスを生み出せれば、ビジネスの成功の可能性が高まります。
スティーブン・ピアスは影響力の秘密50の中で
影響力を持ちたければ、以下の5つの中で最低1つ以上の力を持つことだと書いています。
1、アイデアによる影響力
2、関係による影響力
3、生産性による影響力
4、存在感による影響力
5、政治による影響力
そして、その力を身につけるための50のヒントやテクニックが紹介されています。
この中から、単純化するという手法を今日は深掘りしていきたいと思います。
先ほどこのブログで紹介したサチン・チョードリーの
頭で考える前にやってみた人がうまくいくの中にも、シンプルというキーワードが出てきました。
彼はシンプルの重要性をリモコンに喩え、的確に説明しています。
日本のTVのリモコンはAppleやサムソンに比べて、多機能満載です。
Appleはシンプル、サムスンはデザインを重視していますが
日本のリモコンは多機能を売りにしています。
しかし、この機能競争は全くユーザーから評価されていません。
過ぎたるは及ばざるが如しで、日本の家電メーカーはマーケットで
影響力を全く持たない悲しい存在に成り下がっています。
一方シンプルにこだわったAppleが日本企業を席巻し、マーケットを主導しています。
シンプルに考え、物事の本質を捉えないと自分も相手も混乱します。
これでは、自分の強みを表現できず、相手に影響力を及ぼせるわけがありません。
影響力の秘密50 [ スティーブン・ピアス ] |
人を動かす最も確実な方法のひとつ、それは目立つことだ。ビジネスの世界は単調で、可もなく不可もないものだらけ。だからこそ、少しでもクリエイティブな意見には、驚くほど好意的な反応が返ってくることがある。最高の影響力を手にするのは、最高のアイデアを持つ者ではない。アイデアを印象的に、明快に伝えられる者だ。
自分のメッセージをできるだけ、わかりやすくシンプルにしましょう。
アイデアを印象的、かつ明快に伝えられなければ
そのアイデアは存在しないのと同じです。
アイデアや意見を単純化できないなら、何かが間違っているのです。
難しい言葉ではなく、子供でも理解できるように表現することを
私もコンサル先の企業にお願いしています。
自分の技術力に酔うのではなく、相手にわかってもらうことが大切です。
シンプルに語る能力、複雑なものをわかりやすくする能力が影響力のカギを握るのです。
あなたのアイデアや提案、意見を3つのキーワードで要約し
シンプルなストーリーで語ることができれば、相手は共感してくれるはずです。
文章も、文字も、スライドもできるだけシンプルにしましょう。
少なさは努力なしでは実現できません!
徹底的に削る勇気を持つことが、影響力を持つためには欠かせません。
スティーブ・ジョブズのプレゼンがすごかった理由もそこにあります。
マトリックスを見せたり、「3」という数字にこだわることで
相手に自分のメッセージを伝えることを考えましょう。
シンプルかつインパクトのある表現によって、相手に影響を及ぼせます。
そのために言葉にパワーを与えたり、見せる仕掛けを考えることが重要になるのです。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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