ミティクールという電気を使わない冷蔵庫から発想法を学ぶ。

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いいアイデアが思い浮かんだり、やってみたいと思っても、真面目だからこそ、頭の中で一生懸命考えて、さまざまな未来予測をしてしまい、結局、動けなくなる。学習意欲が旺盛で、あらゆる知識やスキルをインプットしているのに、頭の中でいろいろ考えてしまい、失敗したくないという気持ちが先に思い立ってしまい、結局、せっかくの知識やスキルを活かせないままでいる。
(サチン・チョードリー)

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頭で考える前にやってみた人がうまくいく
から、今日は「ジュガール」というメソッドを紹介します。
著者のサチン・チョードリーは、日本でのビジネスが行き詰まった時に
成功した印僑から「ジュガール」について学びます。
このジュガールは「実行しない失敗」を回避する成功法則で
商売上手のインド人の叡智が凝縮されています。
成功には失敗を恐れず行動することが肝心なのですが
なかなか私たちはそれを実践できません。
しかし、ジュガールをヒントにすることで、自分のマインドを変えられます。

このジュガールには7つのエッセンスがあるとサチン・チョードリーは言います。

①少ない力で多くのものを得る。
②自分の枠を超えた発想で考え、行動する。
③やわらか頭で考えてピンチをチャンスにする。
④シンプルに考える。⑤決してあきらめない。
⑥自分を抑えつけない。
⑦セルフ・エフィカシー(自己効力感)を大事に育てる。

7つのどれもが重要な考え方で、今の日本人には足りていないのですが
今日は2番目のエッセンスの「自分の枠を超えた発想で考え、行動する」について
読み解いてみたいと思います。

私たち日本人は自分たちの枠を勝手に作ってしまいます。
学校教育の弊害なのか、常識にとらわれ、小さく小さく物事を考えがちです。
しかし、これでは既存のアイデアから抜け出せず、ビジネスでの成功は望めません。
一度自分の枠を思い切って取り払ってみましょう。

ジュガール思考で考える人は、いつも「自分の枠を超えた発想ができているか」「自分の枠を超えた行動ができているか」を意識しているのです。それは、ビジネスに限ったことではありません。買い物をしているときも、友達と語らっているときも、どんな活動をしているときも、休むことなく意識します。その意識づけを私は「アウト・オブ・ザ・ボックス」と呼んでいますが、自分をはめ込む枠というのは、本当に小さな箱のようなものです。そこから飛び出して外の世界を見てみれば、本当に自分がちっぽけな存在だったと気づくはずです。

迷った時には「アウト・オブ・ザ・ボックス」をキーワードに
自分の思考と行動を変えてみるのです。

本書で紹介されている「ミティクール(Mitticool fridge」というインドの冷蔵庫が衝撃的でした。
なんとこのミティクールは電気を使わない冷蔵庫なのです。
これこそ、今までの常識を超えたジュガール的思考法で、我々日本人が見習うべきものだと思います。
この電気不要の冷蔵庫がインドで空前の大ヒットとなり、海外展開も始まっています。

ミティクールをつくったのは、ムンサク・プラジャパティという貧困層出身の陶器職人なのですが
彼は電気が通じていない村がたくさんあるというインドの弱みから
とてつもないをプロダクトを思いつきます。
彼は5種類の粘土を混ぜてつくった陶器に水をかけてみると
陶器の温度が8度冷えることを発見します。
この発明を彼はすぐに製品化し、ミティクールを発売してしまうのです。
これがインドの低所得層から支持され、家電マーケットを一気に変えてしまいます。
枠を超えた発想で課題を解決するソリューション力と
発見をすぐに応用する行動力は本当に素晴らしいと思います。
何より、インドの貧困層に冷蔵庫を広めたという「貢献」に感動しました。

私たちはチャレンジする前に「どうせ自分にはできない」と決めつけてしまいます。
始める前から「できない理由」や「断る理由」を考える悪癖を捨てるべきなのです。
子供のように、素直な気持ちでアイデアを考えてみましょう。
子供の頃のことを思い出し、脳を柔らかくすると発想が豊かになり、ワクワクできます。
この常識にとらわれない発想が、私たちの未来を明るくしてくれます。
私もワクワクな妄想によって、人生が面白くなりました。

自分のフレームから抜け出したい方に、本書はオススメです。
インド人の思考法や「今」を学べるという意味でも、価値のある一冊だと思います。

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今日もお読みいただき、ありがとうございました!

      

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