バーナード・ロスの「スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣」の書評

他者を知ろうとすることは、果てしない旅に出ることと、どこか似ている。人はよいほうにも悪いほうにも、絶えず変わるし進化する。それに、誰もが自分をすっかりつくり変える力を持っている。(バーナード・ロス)

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photo credit: viator1945 F2198 richiamati ad un ordine (recalled to a precise order) – PV Pieve Porto Morone pioppeto via photopin (license)

良い本に巡り会えました!
スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣
行動したいのにできていない人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
スタンフォードの学生にも大人気のdスクールのバーナード・ロス教授が
過去の体験やノウハウを惜しみなく出した一冊で
「デザイン思考」を身につけることの重要性を理解できます。

いくら才能やアイデアがあっても、私たちはそれだけでは成功できません。
考えるだけではダメで、行動に移さない限り、目標は達成できません。
そして、小さな行動を重ねることによって、習慣が変わり
以前とは違う人間に生まれ変われるのです。

そのためには自分との対話の時間を持つようにしましょう。
自分が何者なのか?
自分が何をしたいのか?を自問することで
本当にやりたいことが見えてきます。
このエクササイズがあなたに幸せを運んできてくれます!

私は毎朝、神社にお参りしていますが、この際自分との対話を行なっています。
深呼吸をしながら、境内を歩きながら、自問すると神様から背中を後押ししてもらえます。
行動するための勇気をチャージできます。
自分には何ができるか?今日は何をすべきか?を考えると
嫌なことを考えなくなり、積極的に行動できるようになります。

自分について知れば知るほど、人は幸せになれる。自分のモチベーションや特質について理解を深めることにより、納得のいく充実した人生をデザインする方法を見つけられる。

バーナード・ロスは、「デザイン思考」によって
人生の多くの問題が解決でき、幸せになれると書いています。
以下の5つのステップでアイデアを考えると世の中に貢献でき
自己充足感を高められます。
また、あきらめない心も養えます。
失敗しても、良いフィードバックを得られたと意識を変えて、問題解決を続けましょう。
このステップを繰り返すことで、私たちは成功に近づけます。

デザイン思考の5つのステップ
1、共感。これが出発点となる。
何かをデザインするときは、自分のためというより、ほかの人のニーズや要求を念頭に置いてデザインする。ジエットコースターのデザインでも、病院の待合室のデザインでも、ユーザー体験に配慮し、どうしたらユーザーの力になれるか突き止めようとする。このステップでは、問題は何かを知ろうとする。
2、問題定義。
どの問題を解決すべきか、どの疑問に答えるべきか、絞り込む。
3、アイデア創造。
実行可能な解決策を生み出す。ブレインストーミングでも、マインドマップでも、ナプキンに描いても、どんな手段を用いてもいい。自分にとって一番効果的な方法で行う。

4.プロトタイプ。完壁にしようと(または近づけようと)しなくていい。プロジエクトを、物質として目に見える形で表してみる。あるいは、実行計画を立てる。
5.テストしてフィードバックを受ける。

行動したときに、焦らないことが肝心です。
大概の場合、変化は少しずつ起こります。
様々な体験を重ねるうちに、世の中とのつながりが生まれ
セルフイメージが少しづつ変化します。
こうした小さな変化を繰り返すことによって、自分に対するイメージが変わっていきます。
行動を積み重ねるうちに、日々、達成感を味え、自分を肯定できるようになるのです。

〝やる〟と決めたときは〝内なる力〟を使っている。これに対して、〝やろう〟としているときは、〝腕力〟を使っている。このことを示すために、エクササイズを行うのだ。人生で何かを成し遂げようとするとき、強引に力を行使するよりも、自ずと力がわいてくるほうがずっといい。

未来の理想の自分をイメージするとモチベーションが高まります。
短期的な行動であれば、腕力だけでなんとかなりますが
継続するためには、ワクワク感が必要になります。
やると決めて、自分の内なる力を引き出すのです。
誰かに貢献したり、世の中のためになることをデザインできれば
自分の行動を変えられます。

まずは、小さな一歩を踏み出しましょう。
本書にサイクリングをしながら、ゴミを拾うダグの話が紹介されていますが
この行動が彼のイメージを変えていきます。
いつのまにか彼は周りから素晴らしい評価を得られ、セルフイメージを変えていきます。
地域のためにゴミを集める人というブランドが、彼に自信を与えます。
小さなチャレンジが彼の自己効力感をアップし、幸せを運んできてくれたのです。

自分の選択が、生き方に大きな影響を与えてくれます。
理想のイメージを作り、それに向かって行動を起こすこによって
セルフイメージを徐々に変えることができます。

私も断酒するときに理想の自分をイメージし
それを阻害する悪い習慣をリストに書き出すことで、自分の行動を改善できました。
酔っ払いで評価の低かった私が、断酒することで
ストイックな人だと言われるようになったのです。

断酒したこの10年で、私のイメージは様変わりしました。
このように理想のイメージを掲げると、意識と行動を変えられます。
その結果、周りからの評価も変わり、自分に自信を持てるようになるのです。
自分にも「できる!」と思うことが、幸せになる鍵であることがわかります。
自己充足感を高めるために、小さな行動を続けましょう。
本書には普通の人のチャレンジが数多く紹介されています。
彼らの勇気ある行動を読むことでパワーをもらえます。
誰もが変わる力を持っていることがわかります。
本書のエクササイスを活用して、自分を変える旅を始めてみましょう!

今晩以下のセミナーを開催します。
会場でお会いできることを楽しみにしています。

サンクチャリ出版さんとセミナーを開催します。
テーマ:ダメダメ人生から復活する方法
アルコール依存症から脱出した私のメソッドを全てお話しします!
日時:2月9日19時 会場:千駄ヶ谷サンクチュアリ出版セミナールーム
詳細はこちらからお願いします。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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