オリジナルなものなどない。インスピレーションをかき立てるもの、イマジネーションに火をつけるものなら何でも盗め。魂にじかに語りかけてくるものだけを盗め。盗んだことを隠す必要はない。祝福していいぐらいだ。ゴダールの言葉を忘れるな。『問題はどこから持ってきたかではない。どこへ持っていくかだ』(ジム・ジャームッシュ)
photo credit: Phil Roeder Sticky Note Therapy via photopin (license)
あちこちから盗んで集めるテクニックは、影響力獲得に貢献する。実現したいことをすでに実現している人から秘訣を盗もう。重要なのは、最高のものを盗むこと。シェイクスピアと同じく、オリジナルを自分流にアレンジして、さらに素晴らしいものにすることも不可能ではない。(スティーブン・ピアス)
スティーブン・ピアスは影響力の秘密50の書評ブログを続けます。
人に影響を与えるためには、様々な方法がありますが
先人のスキルや言葉を盗むことも効果があります。
完全なオリジナルなど、もはやこの世の中には存在しないのですから
人のアイデアとアイデアを組み合わせて
新しいものを生み出すことを考えたほうがよいのです。
「そもそも何もない状態から生まれるアイデアはない
盗むのに価値のあるものを見つけるのが大切だ」とオースティン・クレインも言っていますが
先人たちのの脳を積極的に活用すれば、時間を短縮できます。
アメリ力合衆国議会議事堂やリンカーン記念堂などのワシントンの建築群は
16世紀のイタリアの建築家アンドレア・パラディオの作品をモデルにしています。
また、そのパラディオは、古代ローマの建築様式をアレンジして作品を創っていたのです。
多くの天才が過去の偉人たちの力を借りていますが、このような話は枚挙にいとまがありません。
できるだけ一流な人たちの作品や言葉を遠慮せずに、真似るようにしましょう。
影響力のある人は意外なほどしばしば、他人の偉大さを認め、彼らに学ぶ謙虚さを持つ。そのうえで、その偉大さの一部を自分のものにしてみせる。「模倣は最大の賛辞」という格言が本当なら、影響力ある人は賛辞とは何かを完壁に理解している。あなたの英雄は誰か。つながりを持ちたい歴史上の人物は誰か。自分を偽り、大物ぶれと言っているのではない。誰かを手本にする気なら、最高の手本から教訓を得るのがいちばんだ。偉大な人生について学べば、自分の人生を刺激する何かも見つ一かるかもしれない。
影響力の秘密50 [ スティーブン・ピアス ] |
史上最も伝説的で、最も影響力のある人物でも、その背景を探れば、実は誰かが成し遂げた何かからひらめきを得ていたことがわかる。
どんな偉人たちも、先人の力を借りていることを知れば
真似ることが恥ずかしくなくなります。
多くの人たちの知識や知恵を盗み、自分の血肉にすればよいのです。
そのために読書や旅行などの体験を積み重ねましょう。
自分の脳に多くのことをインプットしなければ、何も始まらないのです。
影響力を身につけるために、まずは自分のヒーローを決めるのです。
偉人たちの伝記を読んだり、ヒーローのプレゼンをチェックして
言葉や思考、行動を真似して、自分ごと化すると、自分に自信が持てるようになります。
よいと思ったことは自分の中に取り入れ、どんどん活用してみましょう
周りの人から、理解や共感を得られたら、それはあなたの新たな武器になるのです。
私も多くの先人や著者の名言を自分のプレゼンの中で使っていますが、本当に効果があります。
自分の考えを相手に確実に伝えたいときには、偉人たちの言葉を使ってみるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
影響力の秘密50の書評はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント