チーム全体が前に進む方法は必ずある。敬意と配慮を忘れなければ、議論は悪いことではない。それどころか、結構なことだ。議論するときに重要なのは、個人攻撃しないことと、チームのメンバーが支え合い、理解し合う気持ちを損なわないようにすることだ。もう一つ重要になるのは、物事をうまく運ぼうとする意思をチームの各メンバーが持つことだ。(バーナード・ロス)
photo credit: NWABR NWABR Community Conversation October 18 2011 via photopin (license)
スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣は
素晴らしい一冊ですが、その中にチームワークに関する記述がありました。
物事はうまくいくとメンバー全員が考え、行動することで成功が近づきます。
逆に、目標が一致していないと、あたりまえですがチームはうまくいきません。
チームの歯車がかみ合わないと、組織が壊れ始め、自己中心的になるメンバーも出てきます。
そういった状態を避けるためには、メンバーの相互理解が欠かせません。
バーナード・ロスはメンバー同士のコミュニケーションを
円滑にするためのアイデアをいくつか教えてくれます。
例えば、メンバーの名前を覚えることも重要です。
相手の名前に意識を払い、覚えようとすることがその第一歩になります。
相手の名前を呼ぶことで、相手との距離を一近に縮められるのです。
スタンフォード大学dスクール 人生をデザインする目標達成の習慣 [ バーナード・ロス ] |
あなたが自分のことを明かせば明かすほど、他人はあなたに好感を抱くようになる。ところが皮肉なことに、人から拒まれるのを恐れて、わたしたちは自分の一部を隠す。拒まれるのは隠すからであって、明かすからではない。
また、自分について積極的に語ることも大事です。
相手に自分のことを話せば話すほど関係を良くできます。
コミュニケーションを活性化するためには、できるだけ自分のことを隠さないことです。
逆境を乗り越えてきた自分の過去のストーリーを語ることで、共感が生まれます。
自分のストーリーやプロフィールを人前で話し、何が効果的かをチェックしてみましょう。
また、車座になって話すことで、メンバーの相互理解が深まります。
互いに近づいて作業するほど、グループもうまくいく。これまであらゆるタイプのグループで多数の実験を重ねた結果、小さな円のほうが圧倒的にうまくいくことがわかった。この実験結果は、あくまでもコラボレーションを重視するデザイン思考のコンセプトと一致する。輪になるということは、誰がどこに座るべきかという序列が存在しないということだ。「上座」も「下座」もない。
上下関係がないコミュニケーションを意識することで
チームを強くできるのですから、会社の会議などにも活用するとよいでしょう。
コミュニケーションを重視するために
1、名前を覚えて、呼び合う。
2、自分のことを隠さず話す。
3、車座で上下関係を意識しないミーティングを行う。
の3つを心がけましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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