他人の批判を成長の糧にする方法。

人はみな、批判されることを嫌う。多くの人はすでに心の中で自己批判をしているから、さらに他人から批判されることに反発を感じるのだ。(ジェリー・ミンチントン)


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自分の価値に気づくヒント
書評を続けます。
ジェリー・ミンチントンが指摘しているように
人から批判されるとついつい反発してしまいます。
私も人から批判されると、自信を失くしたり、気分を害してしまいます。
しかし、周りの人が良かれと思ってアドバイスをしてくれたのに
話を真摯に受け止めないのは、とても勿体ないことです。
そんな時に自分のマインドを変えて、自分を批判するのをやめれば
少しは人の意見に従えるようになるかもしれません。

また、ネガティブな心理状態に陥ると
過去の不幸な出来事を心の中で何度も再生してしまい、ますます気分が悪くなります。
著者のジェリーは悪循環から脱出するために、業績リストを作成するとよいと言います。
自分のスキルや才能、資格、がんばって達成した目標、努力して勝ち取った賞を
リストアップして、自分に勇気を与えるのです。

自分に関するポジティブな事実を思い起こすことができるからだ。少し時間をかけてこのリストを作成すれば、あなたは自分の人生が業績に満ちていることに気づくだろう。いったんリストを作成したら、それを携帯しよう。うまくいかずに落ち込んでいる日や調子が悪くていらいらする日は、そのリストを見て自分がおさめた業績を思い出すといい。自信がわいてきて、どんな困難にもくじけない前向きな気持ちを取り戻すことができるだろう。

自分に自信を持てるようになると、他人の批判が気にならなくなります。
業績のリストを活用して、自信を失わないようにしましょう。

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無駄に傷つかないためには、相手を見極めることも大事です。
批評家には、相手のことを考えている人と
他人に悪意を抱いている人の2タイプがいることを忘れないようにしましょう。
前者は欠点を指摘することによって、あなたに向上してほしいと願っています。
こういう人のアドバイスには従い、自分をしっかりと改善させるのです。
しかし、後者の場合はあなたを怒らせたり、恥をかかせることが目的ですから
スルーすることを心がけましょう。
ひどい批判が続いたら、付き合いをやめても問題ありません。
そんな悪口を真面目に聞いていたら、どんどん自分を疲弊させてしまいます。

誰かに批判された時には、次の三つのステップを踏むとよいと
ジェリーは本書で紹介しています。
■腹を立てたり自己弁護をしたり報復したりしないよう冷静になる
■批判の内容をじっくり検討する
■適切な批判だと思えば、指摘された欠点を改善する方法を考える

誰かに批判されたからといって、必要以上に気にするのはやめましょう。
批判を謙虚に受けとめて成長の糧にすればよいのです。
どんなときでも自分が進歩の途上にあると考え
自分のための批判を受けとめるようにするのです。
他人の批判を気にせずにいるのは難しいですが 自分のため

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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