カスタマイズ【特注】をビジネスにする新戦略の書評

習慣化

カスタマイゼーションは単なるトレンドじゃない。2040年までには、食べるもの、着るもの、車、広告、海外旅行と、消費者の買うものすべてが、個人の好きなようにカスタマイズされるようになる。ありとあらゆるものが。(アンソニー・フリン)


カスタマイズ 【特注】をビジネスにする新戦略

数年前に出版された本ですが、世の中はこの本が予測した方向に動いています。
多くのメーカーや個人がカスタムメイドの商品を生み出し
世の中が大きく変わり始めています。
「カスタム革命」という新しいトレンドが
私たちのライフスタイルを大きく変えています。

健康やアレルギーを気にしている人たちに
「オーダーメイドのシリアルバー」というアイデアで商品を提供し
YouBarという完全カスタムメイドのシリアルバーの販売で大成功したフリン兄弟は
CIY(クリエイト・イット・ユァセルフ)の時代がやってきたと本書で指摘しています。
カスタマイズサービスを提供できない企業は
顧客の選択肢から外れ、今後生き残れくなるかもしれません。

もともと既製品は産業革命以降の大量生産文化によるものです。
それ以前は多くのものをハンドメイドで生産していました。
ジャムやシチュー、シャツも手作りが当たり前でしたが
食や洋服が大量生産されるようになって、既製品社会を作り出したのです。

21世紀に入るとデジタル工作機械やネットの普及が、カスタム革命を引き起こします。
アイデアのある個人やベンチャー企業に物作りを解放したのです。
大資本がなくても、カスタマイゼーションが可能になり
アイデアさえあれば、誰でも新たなビジネスをスタートできます。
富裕層にのみ許されていたオーダーメイドやカスタマイズが
この数年で一般大衆でも購入できるようになり
ニッチな欲求が新たな起業家を産出しています。

20世紀の常識では、コストも時間もかかるカスタマイゼーションは、よほど特殊な小規模企業でない限り、非効率なビジネスモデルとされていた。だが、今ではそんな考えは前世紀的だ。もはや、これまでカスタマイゼーションに関して知っていたことはすべて忘れなければならない。

自分の好きなところだけ、楽しい部分だけを自分が考え
あとは外注するというカスタマイズ(CIY)することが
今後は世の中の当たり前になっていくのです。

なんでもカスタマイズしてしまうことで有名な
カフェプレスのボブ・マリノの言葉を読むと今後のトレンドが理解できます。

21世紀になって、私たちは新しい局面に到達しています。今はものを持っているだけでは当たり前すぎる時代となりました。これからは、どうやって当たり前でないものを作るか、ということが課題となります。その答えがカスタマイゼーションなのです。これは現代において、顧客を満足させるための最も強力な推進力です。カスタマイゼーションは、新たな産業革命なのです。

ファストフードやレストラン業界では当たり前だったカスタマイズが
今後は全産業で求められるようになるのです。
アイデアを具現化する気持ちがあれば、誰もがこのマーケットに参入できます。
3Dプリンター、ネット技術、オンライン販売の仕組を理解さえすれば
少ない資本でも。すぐに事業をスタートできます。

指輪やイヤリングを顧客にデザインさせるブルーナイル
オリジナルグッズ作成のビスタプリントカフェプレスなどの成功事例を読むことで
私のマーケティング脳が刺激を受けました。
顧客のニッチな欲求とインターネット技術が
世界を変えていくというワクワク感が伝わる良書です。

今日もお読みいただき、ありがとう

      

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