有害な心配性とは、たいして重要でない問題に集中しすぎる性向であり、何百万人もの現代人に共通する問題である。心配性の人は心配に集中することによって集中力を削がれている。 (エドワード・M・ハロウェル)
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心配性が集中力を削いでいる??
多くの現代人は心配性に陥っていると
ハーバード大学のエドワード・M・ハロウェルは言います。
心配に心を支配されると。他のことに没頭できなくなります。
特にソーシャルメディアとインターネットがあなたの心配性を加速します。
たいがいの心配は孤独な時に大きくなります。
現代人は一人でいる時にインターネットやFacebookを使い
心配性に拍車をかけているのです。
悪いニュースに距離を置くだけでも、不安にならずにすみます。
今日の電子通信技術によって、人の心は即座に、また常に悪いニュースで満たされるため、この心配をつかさどる遺伝子の力はますます大きくなる。常に悪いニュースを聞きつづけていたいと思う人はいないが、それでも悪いニュースはよいニュースよりもずっとすばやく人の注意を引くし、いつでも大量に供給されている。
また、ソーシャルメディアによって、リアルな関係が希薄になっています。
著者はこの状態を「つながっている孤独」と表現しています。
デジタルデバイスやソーシャルメディアは確かに便利ですが
これに頼りすぎると、孤独な時間を増やします。
孤独になっているというぼんやりした気分に苦しむのではなく
人とのリアルな関係を取り戻すことで、不安を撃退できます。
ハーバード集中力革命 [ エドワード・M.ハロウェル ] |
心配性を解決するための10のヒント
ハーバード集中力革命の中で、エドワード・M・ハロウェルは
心配症を解決するメソッドを紹介しています。
この10のヒントを覚えておくだけで、気分を楽にできます。
■孤独に心配してはならない。有害な心配性は孤独な犠牲者を苦しめるが、2人以上の仲間がいれば逃げだしてしまう。
■「事実」だけを把握しよう。有害な心配性は情報の欠如やまちがった情報、もしくはその両方が原因となって起こる。
■計画を立てよう。有害な心配性は受け身の犠牲者を好むが、計画をもった人の前では萎縮してしまう。
■計画がうまくいかなかったら、ためらわずその計画を見直そう。 人生とはすなわち、うまくいかない計画の立て直しでできているのである。
■専門家の力を借りよう。適切な専門家はいつでも、払ったお金以上の価値をもたらしてくれる。
■定期的な運動は、脳が有害な心配性を拒絶するのを手伝ってくれる。
■瞑想も、有害な心配性からあなたを防御するのに優れた方法のーつだ。
■何でもかまわないので、あなたが心配している問題と「まったく関わりのないこと」をして気を紛らそう。
■「全体像」をつかもう。人生の中にはどれほど多くの心配なことがあるか、そのうち実際に起こるのはどれほど少ないかを忘れないように。
■私の呼ぶところの「心配の基本方程式」無防備だという気持ちの増加と、コントロールできているという気持ちの減少は、有害な心配性につながるという法則にもとういて行動しよう。すなわち、傷つきやすいと感じる気分を減らし、自制できていると感じる気分を増やすことで、有害な心配性は緩和できる。
孤独になると心配性が顔を出します。
それを避けるために、人と積極的に会うようにしましょう。
いろいろな交流によって、課題の解決策も見つかるはずです。
うまくいかなくても気にせずに、PDCAで乗り切るのです。
その際、専門家の意見を参考にしたり
友達の友達ぐらいのゆるいネットワークに相談するとよいことを
私はこの10年の自分の体験で実感しています。
多くのコミュニティに所属し、仲間を増やすことで
不安な気持ちを減らせます。
瞑想や軽い運動を習慣に取り入れることも効果があります。
深呼吸や散歩によって、救われることがあります。
エドワード・M・ハロウェルのアドバイスを信じれば
心配性を解決できるはずです。
まとめ
心配ばかりしているのは、大切な人生を浪費しているのと同じです。
無駄に心配するのをやめ、自分をコントロールしましょう。
集中力を取り戻せば、人生を楽しめるようになります。
孤独が心配の入り口だということを覚えて、人との交流を意識しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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