イノベーションは一人の力で起こせない!理想のリーダー像を考えてみよう!

リーダーの重要な仕事は、世の中の動きに迅速に対応して、様々なことを「変革」していくこと。ところが、多くの人は「変える」ということに抵抗を示します。変えないほうが楽だからです。(佐藤智恵)


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リーダーの仕事はチームを強く変えること

佐藤智恵氏のハーバードはなぜ仕事術を教えないのかの中には
理想のリーダーになるためのアドバイスが数多く紹介されています。
現在のリーダーの役割は、かつてのリーダーのものとは様変わりしています。

世の中が大きく変化している状況下で、組織を適応させるために
リーダーは絶えず変革を行わなければなりません。
しかし、多くのビジネスマンは変化を拒みます。
彼らは、変化ではなく、現状維持を選びます。
佐藤氏は社員のマインドや行動を変えることが
リーダーのもっとも重要な仕事だと指摘しています、

ハーバードのジョシュア・マーゴリス教授は
組織の中で新しいことを始めるには、以下の2つのことが大切だと言います。
1、改革に消極的な人たちが大事にしてきた信条を尊重すること
2、彼らが変化に適応できるよう、忍耐強く支援すること

組織を強くするためには、思いやりの心が欠かせません。
メンバーの意見を聞きながら、どうすれば変革ができるかを考え
彼らをサポートする必要があります。

サポートする意思をきちんと伝えることも重要です。『この年齢で新しいことを学ぶのは大変だ』と重荷に感じられてしまったら困りますから。そして、『改革の成功のためには、あなたが必要なのです』と強調することも忘れてはなりません。(ジョシュア・マーゴリス)

リーダーには忍耐力が欠かせません。
変革を拒む社員に対して、寛容な気持ちで接し
メンバーの思考と行動を変える必要があります。
部下を大事に思う気持ちがなければ、変革は失敗します。

リーダーの役目は、現場の仕事をすることではなく、人がどう動いているかを見守り、アドバイスをして、導き、サポートすることなのです。 (ジョシュア・マーゴリス)

リーダーとは、高い視点から組織を捉えることができる人です。
優秀なリーダーは、メンバー全員の力を把握し、状況に応じて彼らの力を引き出せます。
目前の課題を解決するために、自分の力を使うのではなく
人の力を活用できる人が、真のリーダーなのです。

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イノベーションは一人の力で起こせない!

イノベーションは1人の力で起こせるものではありません。多くの人たちのアイデアを組み合わせることによって起こせるものです。リーダーの役割は自分の意見を押し付けることではなく、部下が新しいことに挑戦できるような”環境づくり”をすることなのです。(佐藤智恵)

エジソンもスティーブ・ジョブズも一人で
イノベーションを起こしたわけではありません。
多くの人のアイデアや能力を組み合わせることで
プロダクトやサービスを進化させてきたのです。
どんな天才も一人では何も生み出せないと考え
チームの力を最大化すべきです。

イノベーションを起こすためには、チーム力が欠かせません。
メンバーが新たなチャレンジをすることで、結果が生まれます。
リーダーは部下が生まれ変わろうとする時(チャレンジする時)に
彼らをしかりとフォローすることが仕事なのです。
当然、彼らはなんども失敗します。
チャレンジには失敗がつきものですから、何が起こっても全力でサポートすべきです。
この寛容力が組織を強くし、良い結果をもたらします。
チームの力を引き出すリーダーのもとに、才能のある人たちが集まってきます。

逆に、思い通りに人を動かす支配的なリーダーは、もはや時代遅れです。
強権的で、支配的なリーダーのもとからは
人が逃げ出し、組織が弱体化します。
求められるリーダー像は、時代と共に変化していることに
リーダー自らも気づかないといけません。
そのためには、まずは、リーダー自らが変わる必要があります。
メンバーが働きやすい環境、力を発揮しやすい環境を作らなければ
組織の風通しはよくなりません。

リーダーシップとは、その場にいることによって、周りの人たちをより幸せにすること。そして、その場からいなくなっても、よい影響を残せるよう導くこと。(フランシス・フライ)

人が集まらない時代には女性や高齢者、若者の強みを組み合わせて
課題を解決できるリーダーが求められます。
メンバー全員の幸せを考えられる人間力が、リーダーには求められています。
強権的でブラックなリーダーをやめ、チームの力を最大化できるリーダーを目指しましょう。

まとめ

イノベーションは一人の力では起こせませんから
メンバーのアイデアや才能が必要になります。
課題を解決するために、メンバーの力を引き出すために
リーダーは部下のスキルを理解しなければなりません。
そのために、リーダーは個々の能力を把握し
彼らが力を発揮したり、働きやすい環境を用意すべきです。
メンバーの力をしっかりと引き出し
それを組み合わすことができる人が、真のリーダーなのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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