サマタ瞑想と観察瞑想で、自分の主体性を取り戻そう!

怖いことに、潜在意識は現状維持がいちばんの目的ですから、「不幸であっても生きてさえいられればいい」と考えます。幸せになろうと行動を起こして失敗し命を落とすようなことになるよりも、不幸でも生きているほうがマシ、と考えてしまうのです。恐ろしいことですね。(中島正明)


photo credit: Dani Alvarez Cañellas La Maddalena (Sardenya) via photopin (license)

潜在意識は現状維持を選択しがち!

私たちの潜在意識は、新たなアクションを起こすことをためらいます。
昨日と同じ自分が楽なので、居心地の良い場所にいつまでもいようとします。
自分が過去に体験した情報を利用して、私たちは判断や行動をします。
潜在意識にストックされた過去の情報が、あなたをコントロールしているのです。

私たちは1日に6万回もの考え事をしているそうです。
そして、そのうちの95%が昨日と同じ思考で、日々雑念にとらわれています。
絶えずつまらぬことに追われ、今ここに集中できなくなっているのです。
この状態を変えない限り、私たちは主体的に生きられません。
自分らしく生きるためには、自分の意識を変えることが欠かせないのです。
過去の延長上の選択をやめない限り、新しいことにチャレンジできませんから
昨日と同じ退屈な時間を過ごすことになるのです。
過去を引きずることを今すぐやめないと、あっという間に老け込んでしまいます。

前日の完全コピーばかりしていたら、明日は常に今日の繰り返しにしかなりません。しかも、本人は完全コピーのつもりだけれど、肉体は物理的に老化していくのです。となると、現状維持だけでは退化にしかならないのです!

しかし、これでは現状から抜け出せません。
昨日と同じ時間が過ぎていくだけで、自分を変えることができません。
不幸な状態から抜け出すことも面倒になり、一生自分らしい人生を送れません。
自分が何をしたいのかを決め、自分軸で生きない限り、人生は面白くなりません。
時間の無駄遣いをやめて、そろそろやりたいことを明確にしましょう。
そのために、自分を見つめ直す時間が必要になります。
そうしなければ、自分を老けこませるだけで
何も結果を残せないまま、人生を終えてしまいます。

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主体的に生きるためのリセット瞑想

私たちは過去のフィルターを通じて、現実を見ています。
過去の体験や知識を通じて、物事を捉えることをやめないと
昨日と同じ人生を送ることになります。
自分をリセットして、物事への見方を変える必要があります。
一旦過去に縛られた自分をリセットすれば、目の前の現実を変えられます。
今、ここにしっかりと意識を向け、主体的に生きると決めて
以下の二つの瞑想を試してみましょう。

止める瞑想(サマタ瞑想)

まず、背筋を伸ばして無理のない姿勢で座ります。次に、目を閉じ、呼吸に意識を向けたり、周囲の音を聴いたり、特定の言葉(マントラ、真言)を唱えたりして、心を一点に集中するのです。 実際には一点に集中といっても、ふとした考えが浮かんだり、外の音などに気がそれたりするようなこともあると思います。そのような場合は、それに気づいたらまた集中対象(呼吸ならば呼吸)に一戻ってくればいいのです。初めから終わりまで無心でいるのは不可能に近いですし、無心でいようとするあまり、そのことに注意が行きすぎるとかえって集中しにくくなりかねないので、「雑念が浮かんでも大丈夫」と思ってやってみてください。

私はこのサマタ瞑想を生活に取り入れています。
呼吸に意識を向けだけで、集中力がアップすることに気づけました。
朝、何回かゆっくりと深呼吸を行うだけで、気持ちがスッキリします。
朝時間が充実するとその日を気持ちよくスタートできます。
呼吸を活用して、自分をリセットすることを習慣にするだけで
自分の幸福度をアップできるのです。
ほんの数分の朝の瞑想が素晴らしい一日を運んできてくれます。

サマタ瞑想によって、前頭前野の左側が活性化されることがわかっています。
これでストレスが減り、幸せな気持ちになれるのです。
嫌なことがあったら、すぐに深呼吸をすることで
イライラを防ぎ、自分の感情をコントロールできます。

観察する瞑想(ヴィパッサナー瞑想)

ヴィパッサナーとは観察するという意味ですので、「起きていることをありのままに観る」瞑想です。一切の思考や判断を入れず、基本的な観察対象を決め、その対象をとらえ続けるために注意を向け、その状態を保つ。そうしていると、まだ起きてもいない未来について心配することや、過去の記憶とそれにともなう感情に不快にされるというようなことは妄想にすぎないと気づくことができるようになります。

私たちは同じ景色を見ていても、人それぞれ感じ方は異なります。
人によって、目の前の現実の見方は変わるのです。
過去の記憶にとらわれて、目の前の対象を退屈だと捉えると
チャンスがあっという間に逃げていきます。
起きていることを「ありのままに観る」と決めて
現実を観察すると、過去のつまらない記憶を捨てられるようになります。
観察瞑想を続けると、起こった出来事に左右されにくくなります。
何が起こっても、起こったこと自体を見て判断できるようになると
余計な考えにとらわれなくなり、未来に対する不安をなくせます。
気持ちを楽にすることで、私たちは今ここに集中できるようになるのです。

まとめ

私たちはいつも雑面にとらわれ、過去に束縛されて生きています。
しかし、瞑想を習慣にすることで、過去や未来にとらわれなくなります。
呼吸に集中したり、現実を観察することで
ネガティブ思考の連鎖を防げるようになります。
自分が悩み苦しんでいることは
自分の思考の結果だと気づければ、雑念を頭から追い出せます。
瞑想によって、私たちは今ここに集中できるようになり
自分らしく主体的な人生を送れます。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
参考書籍 中島正明氏の「脳が目覚める瞑想」で、願った未来がやってくる
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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