いつでも集中と10分間瞑想で幸せになる方法。

私はいったい今までどこにいたんだ?。(アンディ・プディコムの患者の言葉)


photo credit: Lord Skully On a bicycle made for two via photopin (license)

「いつでも集中」は幸せを味わうための手軽なメソッド

アンディ・プディコム
からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする書評を続けます。
瞑想とは集中することで、10分間の深呼吸をすれば
心をリラックスできるようになります。
この10分間瞑想を習慣化するとよいと著者は指摘します。
深呼吸以外にもう一つ手軽に集中できる方法が
今日ご紹介する「いつでも集中」のメソッドです。

著者はいつも他のことを考えている患者に
歩くことに意識を集中することをススメます。
彼は15年近くほぼ毎日歩いている道を
集中して歩くことで、身の回りに存在する幸せに気づけました。

この道を本当に見たのははじめて、まったくのはじめてだった。馬鹿げた話に聞こえるだろうが本当なんだ。家々の色や私道にとめられた車、花の香り、鳥の鳴き声に気づいたのははじめてだった

そして、「私はいったい今までどこにいたんだ?」という
冒頭の一言を発したのです。

目の前のことに集中せずにいきている人はたくさんいます。
私もアルボムッレ・スマナサーラの書籍から
今ここに集中するテクニックを学び、目の前の幸せに気づけました。
過去の記憶や未来の計画に、頭を支配されないように
たった今起こっていることに目を向けることで
日々の小さな幸せを味わえるようになりました。

「いつでも集中」とは「今、ここ」に在ること、自分が今どこにいて何をしているかを意識することです。普段しているやり方を変える必要はありません。必要なのは意識することだけです。そしてそのためのもっとも簡単な方法は、集中するポイントをもつことです。心がどこかに行っていたことに気づくたびに、ただその本来の焦点に注意を戻せばいいのです。(アンディ・プディコム)

自分がフォーカスするものを決め、そこに意識を向けることを習慣にしましょう。
いつでも集中を繰り返すことで、幸せな時間を増やせます。

いつでも集中のやり方

著者は歯磨きに集中するとよいと言います。
朝晩行う歯磨きなら、誰もが時間を取れるはずです。
歯を綺麗にするというわかりやすい動作で
時間もせいぜい数分程度で終わりますから、集中できます。
いつでも集中の歯磨きは、いつもの歯磨きとは異なります。
通常は次にすることを考えながら
できるだけ歯磨きを早く終わらせようとしますが
いつでも集中の歯磨きでは、一つ一つの動作にフォーカスします。
・ブラシが歯に触れる音
・腕が前後左右に動く感覚
・歯磨き粉の味や匂いなどなんらかの肉体感覚を意識し
それにフォーカスします。

いつのまにか別のことを考えはじめたり
早く次の行動に移ろうとしたら、改めて歯磨きに集中します。
歯磨きを観察することで、ありのままの自分の心が見えてきます。
数日前から、私はこのやり方で歯磨きに集中していますが
これだけで、心が落ち着くようになりました。
体への意識をとぎすますことで、今という時間を実感できます。

意識がとぎすまされていることこそが、穏やかで落ち着いて集中した心と、制御不能に感じられる心との違いなのです。

一杯の水を飲む時にも、その動作に意識を向けましょう。
さっさと水を飲みほすのではなく
時間をかけて、水を飲む体験を観察することで、今ここに意識を戻せます。
・グラスをもち上げたら、グラスの温度や手触りを感じる
・口に近づいていく手の動きを感じる
・口に入る水の味と舌ざわりを感じる
・水が喉を通って胃に入っていく
五感を使って、水を飲む様子を観察します。

もしも、これらの段階のどこかで、心がさまよいだしたら
ただ水を飲むという動作に注意を戻しましょう。
水を飲むことに意識を向けることで、心が安らぐはずです。

「いつでも集中」を生活の中に取り入れることで
自分の心のパターンや思考の傾向に気づけます。
この時間を持つことで、自分との対話が進み
やりたいことがわかり、それに集中できるようになります。
「いつでも集中」を習慣化することで
自分のためにならないネガティブな思考や感情に惑わされなくなるのです。

まとめ

「いつでも集中」はいつでもどこでもできるメソッドです。
10分間瞑想よりもはるかに手軽です。
自分が過去や未来にこだわっていると感じたら
歩くことや水を飲むことに、意識をフォーカスしてみましょう。
イライラしたり、嫌な気分になったら
それにとらわれずに「いつでも集中」を実行すればよいのです。
自分の感情をコントロールする方法を知っていれば
つまらぬことに気持ちを惑わされなくなります。
人生を豊かにするために、一日10分の瞑想と
「いつでも集中」を組み合わせてみましょう!

参考図書 アンディ・プディコムからっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。
     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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