MITに集中しよう!ケビン・クルーズの1440分の使い方の書評

簡単に言えば、最も重要なのは、何に専念すべきか、そしてどうやってそれをやり遂げるかが明らかになっていることだ。私の言葉で言い換えると、最も重要なタスクすなわち「MlT(Most Important Thing)」を常に把握していることである。(ケビン・クルーズ)


photo credit: Santi Xander Carpe Díem via photopin (license)

MIT(最も重要なタスク)を優先しよう!

ケビン・クルーズ1440分の使い方には
時間術の15のアイデアが紹介されています。
私たちは誰もが1日に1440分の資産を所有していますが
それを上手に運用する人とそうでない人がいます。
時間をしっかりとコントロールしている人は
そうでない人に比べ、はるかに大きな成果を出していますが
両者の間にどんな違いがあるのでしょうか?

ミズーリ大学セントルイス校のテレーズ・メイカン教授は
時間管理、生産性、ストレスに関する画期的な調査を行いました。
そこから、結果を大きく左右するのは優先順位と仕組みの2つであることがわかりました。
最も重要なのは、何に集中すべきかを決めることと
どうやってそれをやり遂げるかを明確にすることでした。
多くの成功者は最も重要なタスク=MlT(Most Important Thing)」を常に把握し
そこにしっかりと時間を配分していたのです。

また、ザ・クルーズ・グループの研究によると
日々のMlTを明確にすることが生産性だけでなく
幸福感および気力の向上にもつながることが明らかになりました。
人生の目標を明らかにし、そこに時間を費やすことで
私たちは生産性だけでなく、幸福度もアップできるのです。

ダラダラと過ごすのをやめて、目標達成することで
満足感を得られ、幸せな気分を味わえます。
私も断酒し、自分のMITを決めてから
幸福度が増したのでこの調査結果に納得しました。

オリンピックの約半年前からは、金メダルという最終目標につながるかどうかで、すべてを判断した。1日数回、ごくシンプルにこう問いかけた。『これをやったら、パフォーマンスが向上して金メダルに近づくか?』(ブリアナ・スカリー)

目標を明確にすることで今何をすればよいかがわかります。
今やるべきタスクを明確にし、それに集中することで
私たちはより多くの果実を得られるようになるのです。

適切な時間配分を心がけよう!

私が気をつけているのは、むしろ適切な時間配分だ。今やろうとしていることは、私のミッションの一部か?人の役に立ったり、人の役に立つための能力を向上させたりするか?この2つの質問をすれば、道を逸れることはまずない。私にとっては、これが時間と優先順位を管理する最善の方法である。(クリス・ブローガン)

自分がこれからやろうとしているタスクが
本当に正しいのか?を判断する癖をつけましょう。
それをやるとワクワクできるか?
未来の自分を幸せにできるのか?
世の中に貢献できるのか?
などの質問を習慣にすると自分の行動の質を高められます。

MITに自分の時間をしっかりと配分することを意識しましょう。
朝の生産性の高い時間をそれにあてると確実に前進できます。
忙しい日は、重要なタスクに時間を取れなかったりしますから
できるだけ朝の時間をMITに当てるのです。
また、夜はたいがいの場合消耗しているので
MITに使うべきではありません。

私は常に、優先順位リストの一番上から取りかかる。最も重要なことに取り組まない週があったとしたら、その1週間は無駄だったということだ。(ランディー・ゲイジ)

絶えずMITにつながる活動を洗い出し、そこに時間を費やすのです。
今、最も重要な活動を絶えず特定し、それを優先すると
結果が出せるようになります。
メールやソーシャルメディアに朝の貴重な時間を使うのはやめ
最も重要なタスクに時間を配分しましょう!

まとめ

あなたのMIT(最も重要なタスク)は何でしょうか?
MITを明らかにすることで、自分の時間を大切にできるようになります。
重要なタスクに時間を配分することで
結果を残せるようになり、満足感を得られます。
自分の人生の目標を明らかにし
MITに集中することが幸せになるための秘訣なのです。

      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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