忙しくしていれば偉くなった気になれる。(ジュリアン・バーキンショーとジョーダン・コーエン)
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まずは、忙しいふりをやめる!
私たち現代人は忙しいことが価値だと勘違いしています。
忙しいから偉いという基準は20世紀的で
ワークライフバランスを考えると正しくありません。
ジュリアン・バーキンショーとジョーダン・コーエンのふたりの教授は
生産性に関する実験を行い、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に
その結果をレポートしました。
それによると、知識労働者の時間の41%は必須ではない活動
しかも個人の満足感に乏しい、他者でもできる活動に
貴重な時間を費やしていたということがわかったのです。
では人々は、なぜこのような無駄な活動を続けているのでしょうか?
ふたりの教授は「忙しくしていれば偉くなった気になれる」からだと喝破します。
いったん仕事の手を緩め、自分の活動を新たな視点から考えるようになると
途端に膨大な時間を確保できるようになります。
平均すると、実に1週間につきデスクワークを6時間
会議を2時間削減することができたというのですから驚きです。
いつもの仕事を見直し、他のアプローチを考えることで
私たちは自分の働き方を変えられ、やりたいことに時間を配分できます。
ケビン・クルーズは1440分の使い方の中で
次の質問をすることによって自分の時間を見直せると言います。
・断念する
あきらめていいものはないか?
完全にやめられるものはないか?
・委託する
部下に任せられるものはないか?
外部委託できるものはないか?
・再設計する
自分でやり続けるべきものは何か?
それを能率のよい、別のやり方でできないか?
自分が本当にそれをやる必要があるのかを自問し
やるべきことを明らかにしましょう!
断念、委託、再設計することを意識すると時間の使い方が変わります。
1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣 (フェニックスシリーズ) [ ケビン・クルーズ ] |
タスクを一覧にして、質問を繰り返す!
自分のタスクを見直すことからスタートしましょう。
まずは、先週取り組んだすべての仕事や会議を一覧にして
本当に何が大事だったかを確認するのです。
①「私や会社にとって、この仕事はどれだけ価値があるか?この仕事を完全にやめたらどんなことが起きるだろうか?」と自問する。
②「この仕事は私にしかできない仕事か?社内外で他にやれる人がいないか?」と自問する。
③「もっと手っ取り早いプロセスで同じ成果を上げられないか?もし半分の時間しかなかったら、どうやってこの仕事を終わらせるだろうか?」と自問する。
この3つの質問をすることで、タスクが手離れしていきます。
タスクを断る勇気と人に任せる勇気を持つことで
仕事のやり方が変わり、自分の時間を見出せるようになります。
断念・委託・再設計のステップを踏むことで
人にま任せるという選択肢が当たり前になります。
自分の役職以上の仕事をするために
タスクを始める前に、3つの質問を心がけるのです。
外部委託に使えるお金がほんの少しでもあるなら、それを惜しまず、人の時間を買う。ここがポイントだ。自分の168時間をしっかり設計したら、あとは他者から時間を買って増やしなさい。(シエーン・サムス/ジョセリン・サムス)
自分にしかできない最高の仕事をすると決め
人の時間を買うことに躊躇しないようにしましょう。
自分のやることを明確にし、それ以外は他者に任せる勇気を持つことが
あなたに成功をもたらしてくれます。
まとめ
時間を配分を変えるための3つのシンプルな質問を意識しましょう。
目の前のタスクを断念、委託、再設計することを考えることで
本来自分がやるべきタスクを明確にできます。
忙しいふりをするのをやめて、自分の真のタスクに集中しましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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