ウォーレン・バフェット 成功の名語録の書評

まず自分自身が顧客になり、次に他人のために働くべきだ。一日一時間を自分に充てるべきだ。(ウォーレン・バフェット)


photo credit: trackrecord Warren Buffett via photopin (license)

自分にとって一番重要な顧客はだれか?

桑原晃弥氏のウォーレン・バフェット 成功の名語録を読むと、賢人バフェットの思考法を学べます。1990年代後半に私は投資の勉強をするために、バフェットの本を読みまくりました。私が短期投資から長期投資にシフトできたのも彼のおかげです。今回、改めて彼の言葉を読み返すことで、投資以外のヒントをもらえました。特に、自分の人生のルール・原理原則を決めることの重要性に気づけました。悩んだら自分の原理原則に戻ることで、自分らしく生きられるようになります。
バフェットと長年彼のパートナーを務めるチャーリー・マンガーは、若い頃から自立することを考えていたと言います。そのために二人は自分への投資を怠りませんでした。自ら定めた基本・原則に忠実でなければ投資でも人生でも成功を得られません。自分にとって一番重要な顧客は自分なのですから、自分に投資するのは当たり前です。1日に最低1時間を読書などの学びに使いましょう。

定まったロードマップを描くことはできません。しかし知恵を磨くことはできます。

私たちには未来を予測できません。未来のロードマップを描くことはとても大切なことですが、その通りに歩めば成功するなわけではありません。変化が起こることを前提にして 、新たなトレンドを予測すべきです。目の前のチャンスをつかむためには、新たな知識を吸収し、自分の知恵を磨く必要があります。

 

自分の頭で考えよう!

ビジネスの世界で最も危険な言葉は、五つの単語で表現できます。 「他の誰もがやっている 」 (Everybody else is doing it)です。

私たちは「みんながやっている」という言葉に弱く、自分の判断基準をついつい下げてしまいます。他の人がやっている、多くの人がやり始めたら、それはリスクになるのです。「他のだれもがやっている」というセールス文句が出てきたら、その言葉を疑うようにしましょう。アイデアでも投資でも多くの人がやっていたら、それは終わりかけている証拠なのです。
バフェットは成功するために、絶えず本を読み、直接著者に教わり、自分の投資銘柄や売買のタイミングを決めました。読書と自分の頭で考えたことを実践することで、多くの果実を手に入れたのです。自分で考え、自分で判断することを原則にして、「他の誰もがやっている」を判断基準にしないようにすべきです。

まとめ

バフェットは投資家のイメージが強く敬遠される方もいるかもしれませんが、本書は読む価値があります。彼の名言は多岐に渡り、その成功哲学を学ぶことで、投資だけでなく自分の人生をより豊かにできます。変化の時代を生き抜くためには、自分への投資を怠らずに人真似をやめることが肝心です。自分の知恵を育み、自分の頭で考える習慣が人生を豊かにしてくれるのです。

      

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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