ハーブ・エッカーのミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」の書評

幸運を呼び込むには、何らかの行動を起こさなければならないという事実だ。経済的に成功したければ、何かを購入するか、何かのビジネスを始めるか、とにかく行動を起こす必要がある。行動を起こして初めて、その勇気と努力の報酬が期待できるし、人知を超えた力(運と呼んでもいいし、宇宙、天上の神と呼んでもいい)も手助けしてくれる。これが「幸運を呼ぶ」ということである。(ハーブ・エッカー)


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豊かな人とお金に縁のない人の違い

マネー・コーチやセミナー講師として活躍するハーブ・エッカーミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」を再読しました。豊かになれる人とお金に縁のない人には、大きな違いがあると著者のハーブ・エッカーは述べています両者のもっとも大きな違いは、行動するかしないかで、金持ちはアイデアが浮かんだ途端にすぐにアクションを起こします。一方、金持ちになれない人は、最初の一歩を踏み出さず、チャンスを遠ざけてしまうのです。

金持ちになれる人とお金に縁のない人のもう一つの大きな違いは、金持ちになれる人は「自分の欲しいもの」に意識を集中させるのに対し、お金に縁のない人は自分の欲しくないものに意識を向けることだ。

何かに意識を向けると、それはどんどん拡大していくという法則をハーブは信じています。実際、金持ちになれる人はチャンスに注目するので、チャンスがどんどん増えていきます。金持ちは贅沢な悩みを持っていて、チャンスに恵まれすぎて、どれを選ぶか迷うほどだというのです。反対に、お金に縁のない人は障害にフォーカスするために、嫌なことを引き寄せてしまいます。彼らの人生は問題だらけで、ついつい先延ばしを選択し、結果を出せずにいるのです。

 

時間とエネルギーは、自分の欲しいものに使うべき

チャンスに意識を向けていたからといって、途中で問題が何も出てこないとは言わない。問題が起きたら速やかに対処し、また目標に目をもどせばいい。限られた時間とエネルギーを効果的に使える人が、目標に向かって着実に前進できるのだ。また、未来に起こること、起こらないことをすべて知りたいと願うのは、実にバカげている。先のことは必要以上に気にせずに、今ある知識や経験を頼りに、とりあえず行動を起こそう。

豊かになりたければ、自分の目標に向かって計画を立て、ますは小さなアクション起こしましょう。行動すれば、何かしらの結果が生まれます。小さなアクションでも良い結果が出たら、達成感を味わえます。気分がよくなれば、二歩三歩と前進すれば、やがてはゴールに到達できます。

たとえ、失敗してもそこであきめないことが肝心です。乗り越えられない問題はないと考え、別のアプローチを試しましょう。失敗しても、そこから多くの学びが得られ、行動を増やすことで、一回りも二回りも大きな自分になれるのです。

ハーブは「飛び込む前に足をちょっと濡らしてみる」ようにすればよいとアドバイスしています。将来やりたいことがあるなら、経験のためにそこに一歩足を踏み入れてみましょう。様々な知識や体験を得られるだけでなく、外部にいたら、決して接する機会のない人とのご縁が手に入ります。

私のモットーは、「何もせず過ごすよりは、何か行動を起こすほうがよい」だ。金持ちになれる人はとにかく初めの一歩を踏み出してみる。ゲームが始まれば、その都度、適切な判断をし、軌道修正できると確信している。

お金に縁のない人は自信がないので、行動することに恐怖心を抱いています。失敗を恐れ、グズグズ悩んでいるうちにチャンスを逃してしまうのです。未来は誰にもわからないのですから、まずは行動し、化学反応を起こすのです。小さな達成感を得るうちに、徐々に自分に自信を持てるようになり、行動が怖くなくなります。成功したければ、まずは、行動にフォーカスし、小さな一歩を踏み出しましょう!

まとめ

金持ちになれる人は、「何もせず過ごすよりは、何か行動を起こすほうがよい」と考え、積極的かつスピーディに動きます。一方、お金に縁のない人は「起こり得るすべての問題を考慮し、その対策がわかるまでは何もできない」と言い訳し、行動をやめてしまうのです。彼らは何もしないことを選択することで、より多くの問題を抱えてしまうのです。お金に縁のない人は、「準備中」の人生を送り、目の前にあるチャンスを見過ごしてしまうのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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