おざわせんせいの書評 博報堂の小沢正光氏の言葉に愛を感じる理由。

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「営業が悪くて」→お前は悪くないのか。「会社が悪くて」→お前も会社の一部だろう。「時間がなくて」→時間はつくればいい。「担当の○○がバカだったんで」→バカな○○を説得できないお前はもっとバカだ。(小沢正光)

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自分を鍛える師がいることは、とても幸せなこと

「世界中探したのか?」が口癖だった博報堂の伝説のクリエイティブ・ディレクターである小沢正光氏の言葉をまとめた一冊が おざわせんせいです。私も広告会社出身なので、小沢正光氏の本を読んで育ちましたが、社内で発せられていたメッセージのすごさに感動を覚えました。昔はどの広告会社にも小沢氏のような人物がいたはずです。私が入った広告会社にも乗り越えなければならない「壁」が存在し、クライアントを説得するよりもはるかに難関で、その壁を乗り越えることを日々考えていたことを思い出しました。

自分の生き方を変えるほど、その壁の存在はすごく、今も時々その方のことを思い出し、感謝しています。仕事に対して厳しい師匠がいるからこそ、部下が育つのです。この本には、博報堂のキラキラのクリエイターたちの感謝の言葉があふれています。自分を鍛えてくれる師がいることはとても幸せなことですし、本書を人生の教科書にすることで、小沢氏を自分の師匠にできるのです。

仕事の文句を言うヒマがあったら、仕事しろ。

小沢氏のメッセージを読むと、自分の実力を高めるためには頑張るしかないことがわかります。言い訳を考えても意味はなく、失敗を誰かのせいにした段階で負けなのです。何かを成し遂げたければ、まずは自分を高めることに時間を使うしかないのです。

 

アイデアを出さなければ、存在しないのと同じ。

代案がない奴に、企画を否定する権利などない。

これは本当に共感します。ブレストや企画会議をしている時にアイデアを否定する人がいますが、その代案を示さない人が多いのです。広告会社や企画を売りにする会社にとってはアウトプット(アイデア)を出さなければ、存在しないのと同じです。対案を出さない限り、会議に参加する意味はありません。

アウトプットをするためには、ひたすら考え、アイデアを言語化しなければなりません。クライアントを動かすためのアイデアを考え、表現することが広告会社の社員に求められる資質なのです。小沢氏が指摘するように、「誰よりも考えていれば、そうは負けない」のです。

「できない」は聞きたくない。

どんなに無理難題でも解決法を提示するまで、「おざわせんせい」は許してくれなかったと言います。クライアントに採択されるアイデアを出さない限り、ゴールはなく、自宅に帰ることはできないのです。バブル時代の私の職場もそんな雰囲気に包まれ、まさに戦場のようでしたが、その場にいれたことが今の自分を形作ってくれたのです。あきらめずにアイデアを出す方法を学んだおかげで、今もコンサルとして仕事をさせてもらえています。

最悪なのは、行け、というとき行けない状況にあること。だからパンパンになるな。

自分の中に余裕を持てということなのでしょうが、忙しいとなかなかその時間を作れません。日頃から、重要事項と優先事項を明確にしておかないとチャンスが近づいてきたことにも気づけませんし、それをものにすることもできません。

私たちは天才ではありませんが、スキルを高めていれば、次のステージに上がれます。

天才でない限り階段は一段ずつしか上がれない。でも、ちゃんと一段昇ったら、もう下に降りることはない。

努力を重ねていれば、より良いチャンスに巡り会え、さらに自分を高めることができるのです。昭和のおやじの暴言の数々に驚く人もいると思いますが、私は本書から小沢氏の部下を思う「愛」を感じました、元気を失ったり、アイデアに苦しんだ時になんども読み返したい一冊だと思います。

まとめ

「広告は戦争。負けたら全てがおしまい」という博報堂の伝説のクリエイティブ・ディレクター小沢正光氏の言葉から、勝つためのマインドセットをもらえます。採用されなければそれで終わりという残酷な世界で生き残っていくための金言集によって、やる気がチャージされるはずです。

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