ツキは長続きしない?平均の法則を信じよう!

ツキは長続きしない。そう思っていればだいたい間違いない。「平均の法則」は私たちの強い味方なのだ。コイン投げの確率を計算してみるとそのことがよくわかる。コインを1024回投げたとき9回連続で表が出る可能性は1回しかないが、4回連続で表が出る可能性なら32回もある。どちらに賭けるべきだろうか?もちろん4回連続のほうだ。(マックス・ギュンター)


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ツキは長続きしない?平均の法則を信じよう!

マックス・ギュンター運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法書評ブログを続けます。 この中に平均の法則という考え方が紹介されています。運が良いと思っても、その状態に慢心しないことです。平均の法則を信じれば、ツキが長続きしないことがわかります。この状態がいつまでも続くわけではないと考え、早めに逃げ出すようにすべきです。

自分が手仕舞ったあとも有利な展開が続くことがあります。賭けを続けた人たちが勝ち続けるのを指をくわえて眺めなければいけない場合も、統計の数字を信じ、感情を乱さないようにすべきです。運は長続きしないので、「早めにやめてよかった」と思うことのほうがずっと多くなります。

おそらく、あなたが賭けるのをやめると周囲の人は驚き、あなたのことを臆病者扱いし、もう一度参戦するよ うに急きたてるだろう。「まだ流れが続いているのに。ここでやめるなんてもったいない」というわけだ。しかし、潮目が変わったら船は転覆するかもしれない。少し意外なことだが冷静に考えてみれば意外でもないのだが運の良い人はときに悲観的な行動をとる。しかし、それは悲観的ではなく、用心深く早めに行動しているにすぎない。常に予断を許さず、思いどおりにはならない世の中を渡っていくには、そのほうが合理的なのだ。

ITバブルの時に私は自分の運の良さに酔いしれていました。株価は永遠に上がるという甘い考えを盲信していたのです。しかし、潮目が変わるとあっという間に株価は急落しました。それを教訓にして、その後の私は平均の法則を自分のルールにしています。運を高めることはできますが、どこかに転換点がありますから、次の場所に移動することを意識しなければ、やがて敗者になるのです。

時代が激しく変化する現代では、同じ場所に留まり続けるのは危険かもしれません。未来を予測しながら、自分の立ち位置に上手に移動しましょう。ジグザグに動くことで、多くの人が成功を手に入れているのです。

 

成功するためには、ジグザグ走行が必要?

運の良い人は「偶然」と「計画」との違いに敏感で、人生という海には運・不運が不規則に漂流していることをよく知っている。自分の視界を狭めて、真正面しか見ないようにしたら、せっかくのチャンスを逃してしまうだろう。運の悪い人はたいてい自分が決めた人生の道筋にこだわる。その道がどこにつながっているかわからず、もしかしたら破滅へと続いているかもしれないというのに。

すべての成功者が最初の目標を達成したわけではありません。一つの目標にこだわることなく、行動を続けたから、成功者の仲間入りができたのです。ケンタッキー・フライドチキンのカーネル・サンダースもマクドナルドのレイ・クロックも紆余曲折の人生を送ってきました。

レイ・クロックは高校を中退し、音楽で身を立てようとして楽団の雇われピアニストとして全国を渡り歩いていました。その後転身し、フロリダで不動産販売で成功し、再び音楽業界へ舞い戻りました。ラジオ局でディレクターとしてしばらく働きましたが、長続きせず、今度は路上で紙コップを販売する仕事に就いたのです。

彼はついに事業を起こすことにし、メーカーの代理店を開き、ミルクシェイクを作るミキサーを売り始めました。曲がりくねった道を歩き続けたクロックに、とうとう運が回ってきたのです。カリフォルニアの小さなレストランがミキサーを8台も買ってくれたことから、彼はチャンスを引き寄せます。

この店は流行っているはずだと考え、クロックは西海岸のそのレストランに向かい。人気の秘密を探ろうとしましあた。秘密はハンバーガーとフライドポテトで、アメリカ人のソウルフードを新しいスタイルで調理し、驚くほどおいしい味に仕立てていたのです。このハンバーガーレストラン「マクドナルド」が「金のなる木」に違いないと思ったクロックは、早速レストランを経営する二人の兄弟に提携を申し込み、フランチャイズ権を獲得しました。そして彼は巧みな経営手腕を発揮し、数年も経たないうちに全米に出店し、やがて世界中に進出し、成功を手に入れたのです。

長期的な計画を立てるのが悪いと言っているわけではないが、あまり杓子定規に考えないほうがいい。計画は将来を見通すうえでの目安であって法律ではない。思いがけずに幸運が近づいてきたら、躊躇せずに、いさぎよく古い計画を捨てる。これが運の良い人の態度である。何も考えず自然と振る舞うことによって「長期計画の罠」に嵌るのを直感的に避けているのだ。

いつ運が回ってきてもそれを受け入れるだけの柔軟性を持つことが重要です。自分の目標に固執せず、脇道のほうに何か素敵なことがありそうだと思えば寄り道をしてもよいのです。時には目的地を変えてしまうこともありなのです。

もし、目の前に運が回ってきそうなら、自分の思い描いた計画に合わなくとも、それにトライすべきです。逆に、計画の遂行にこだわると、悲劇的な結末を迎えることもあるのです。「あのとき、ああしていたら」と一生後悔することになるのです。

運の良い人はいつもチャンスをつかもうとしている。あれこれと思い悩む前に直感的に手を伸ばしているのだ。考えるのではなく感じるのである。

運が自分のもとに近づいてきたなら、目標にこだわらず、「ジグザグ走行」を怖れないようにしましょう。運はどの方向から近づいてくるかわかりません。運の気配を感じたらすぐに手を伸ばすようにすべきです。

まとめ

いくら自分がツイていると感じていても、それは長続きしないと捉えましょう。平均の法則を信じれば、運が期待以上に長続きすることはなく、他の行動に移るべきタイミングなのです。また、自分の長期計画に固執してもいけません。目標を自分の目安として使うのはよいのですが、こだわりすぎるのは禁物です。運が近づいてきたら、計画のことなど忘れて、それにチャレンジすべきです。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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