ダン・ケネディの億万長者のお金を生み出す26の行動原則の書評

成功者に共通する秘密は、破産経験があるという事実だ。破産に至らないまでも、大失敗をしてすべてを失った経験をしている。私は、無一文から一代で大富豪や億万長者にまで上り詰めた200人ほどの起業家から仕事を受けている。その大半が一度は破産に追い込まれながら、ついには、後世に伝わる成功をおさめ、富を手にしている。(ダン・ケネディ)


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多くの成功者が破産を経験している理由

ダン・ケネディ億万長者のお金を生み出す26の行動原則の中で、成功者の多くが破産を経験していると指摘します。伝説に残るような起業家の多くも一度は破産した経験を持っています。
以下、有名な破産者の例をあげますが、彼らは破産を経験することでより強くなったのです。
■ウォルト・ディズニー
■J・C・ペニー
■コンラッド・ヒルトン
■ヘンリー・フォード
■サム・ウォルトン
■ウィリアム・フォックス

ウォルマートの創業者のサム・ウォルトンは、『私には、「失敗」という概念などないのだよ』という有名な言葉を残しています。彼は破産を気にせずに、自分のビジネスを信じることで世界企業のウォルマートで成功します。

成功した起業家には、かつて破綻に追い込まれ、破産したことがあるという、信じ難い共通点がある。 それはなぜか?”富の引き寄せのみならず、事業を成功させて富を築くには、まずリスクや失敗を恐れずに経験することが必要である。次に、失敗から素早く立ち直る強靭な意志と粘り強さが要求される”からである。

破産を経験して、何かを成し遂げた人は、恐怖を克服する術を知ることで、成功を手に入れたのです。恐れを無くして前進すれば、成功できることを多くの人たちの歴史が教えてくれます。

お金は取り戻せるものだと信じよう!

破産を経験することで、お金は取り返せるものだと理解し、納得することに大きな意味がある。私もそうだったが、破産すると、自分の人生は終わった、もう立ち直れないと落ち込んでしまうものである。「破産した者」の烙印を押され、二度と信頼を勝ち取ることはできないと打ちのめされる。ところが、一度そうではないことに気づくと、即ち、お金はいくらでもある、失敗する前より早く簡単に取り戻せるとわかると、目の前がとたんに開ける。

お金に対する恐怖心を持つのをやめましょう。ダン・ケネディは破産後、お金がないことを致命傷だと捉えていました。しかし、すぐにマインドセットを変え、破産を事故だと考えることにしたのです。行動を続けるうちにお金の恐怖がなくなり、彼の中に自信が芽生えてきました。

お金に対する恐怖心が嘘のように消えてなくなることで、致命傷だと思い込んでいた失敗が、ただのかすり傷に思えてきたと言います。

お金を失うことはまったく怖くない。取り戻すのが大変だとか、失ったことで人生や生活にダメージを受けるなどとも、これっぽっちも思わない。そうなったら、富を引き寄せる力を調節して、お金が満ち足りて盗れ出すようにしてやればいいのだ。

自信を失った人には誰も仕事を頼みません。失敗したとしても、自分の価値を発信し、責任を持って仕事をすればよいのです。ダン・ケネディは「富は信頼から生まれる」と述べています。

アメリカ大統領のドナルド・トランプも破産を4度経験しています。しかし、彼は破産の危機がメディアで取り沙汰された不遇の時でも、イベントがあれば、タキシードに身を包んで出かけて行ったといいます。彼は隠れていては、1銭も入ってこないとわかっていたのです。トランプは破産後も不動産投資を続け、自信を失わずに行動したのです。

失敗をした、破産をしたからと言って、価値の提供をやめてはいけません。チャンスがあると思われる場所には積極的に出かけるべきです。ソーシャルメディアやブログを活用して、「ここにいますよ!」「見つけてください!」と情報発信を続けることで、成功が近づいてくるのです。アメリカと異なり、日本は破産に厳しい社会ですが、それでも克服する方法はあると思います。その一つが決してあきらめないことです。自分を信じ、行動を続けることで、未来を変えられると私は信じています。

まとめ

多くの成功者は破産を経験しています。彼らは1度の失敗であきらめずに、行動することをやめませんでした。ダン・ケネディはマインドセットを変えれば、お金を取り戻せると言います。自分の価値を提供し、それを発信し続けることで、それを必要な人から見つけてもらえます。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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