アービンジャー・インスティチュートの自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケの書評

かつては問題社員のレッテルを貼られていた人たちが、新たなリーダーシップとアプローチのもとではスター社員になれるのなら、業績の好転を含めた組織の改善に必要なのは、問題のある人材を追い出すことではなく、彼らにやるべきことが見えるように手助けすることではないだろうか。つまりは、マインドセットをどう変えるかということだ。(アービンジャー・インスティチュート)

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組織を変えたければ、内向き思考をやめよう!

アービンジャー・インスティチュート自分の小さな「箱」から脱出する方法 ビジネス篇 管理しない会社がうまくいくワケを読むことで、組織をより強くする方法を学べます。多くの経営者やマネージャーは組織論、リーダー論、モチベーションアップ法など今までに多くのことを学習してきましたが、結果を出せずにいます。内向き思考をリーダーが持ち、カリスマ性を発揮すると大概の場合失敗します。リーダーは自分の利益を超えた広い視野を持つべきです。

行動を変えると結果が変わると言われていますが、ここには一つ足りないものがあります。物事の鍵を握っているのは、行動だけではないと言うことを覚えておきましょう。行動を変えてもマインドセットを変えなければ、なかなか良い結果は得られないのです。

アラン・ムラーリーは2006年にフォードのCEOに就任し、瀕死の重体だったフォードを復活させます。その際、彼は会議のやり方を変え、部下にミスを報告することを求めます。最初のうち、幹部は自分のミスを隠しますが、ムラーリーは辛抱通よく会議を続けます。のちのCEOのマーク・フィールズは悩んだのちに、勇気を振り絞って、新車の問題点を会議で報告します。欠陥車として発売するリスク(自分のミス)を会議で話すことで、彼は出世をあきらめなければなりませんでした。

しかし、内向き思考をやめて、顧客の安全を考えた外向き思考になることで状況は一変します。多くの仲間が解決策を教えてくれ、課題を解決できたのです。ムラーリーがフィールズを許容したことで、フォードの会議は変わりました。誰もが自分の問題点を報告し、協力体制を築けるようになったのです。2014年にはアラン・ムラーリーはグーグルの役員に転職し、そのポジションにマーク・フィールズが就任しました。

 

なぜ、外向き思考で結果を出せるようになるのか?

組織における報酬システムや社内指標、個人の出世や利己心といったものを重視してみんなが自分のニーズやチャンスなどのエゴを追い求めると、チームや事業全体に損害を与えることになる。要するに、組織もそこに属する人々も、みな内向きになるとすべてが行き詰まってしまうのだ。

この内向き思考をやめるために、マインドセットを変えるのです。内向き思考では、人は自分のためになるかどうかを考えて行動しますが、外向き思考になると集団的成果が向上するかどうかを考えるようになります。

マインドセットが外向きになると、自分以外のものにも目を向け、自分にとって得か損かという狭い了見を超えた考え方ができるようになります。外向き思考へのシフトによって、周囲の人たちに対する見方、関心の持ち方、関わり方が変わり、まわりの人の協力を得られます。

外向き思考パターンになるためには、以下の3つのステップを心がけるとよいと著者は言います。
1、まわりの人の状況に目を向ける。
2、相手の役に立つよう適した努力をする。
3、相手に与えた影響を評価する。

相手の話を傾聴し、自分が何で貢献できるかを考えるようにするのです。自分中心で、まわりの人たちを「自分の役に立つかどうか」という基準で”物”のように捉えるのをやめ、相手を”人”として扱うようにします。組織のリーダーが外向き思考になると、社員や部下を”考える頭脳をもった人”として扱えるようになり、社員や部下の行動が積極的になるのです。彼らは真剣に自分の仕事について自分で考え、責任をもつようになります。

外向き思考には、相手からの評価が欠かせません。自分の行動が相手に対して、どのような影響を与えているかを確認する必要があるのです。相手とのコミュニケーションを心がけ、フィードバックをもらうことで、よりよい結果を残せるようになります。

あなたが組織を変えたいなら、内向き思考をやめ、相手にフォーカスするようにしましょう。相手の気持ちを理解することで、より賢くなれ、よい提案ができるようになります。リーダーが外向き思考になることで、組織の雰囲気は変わります。人との関わり方を相手中心にすることで、成功する確率が高まるのです。

まとめ

リーダーが内向き思考から外向き思考にマインドセットを変えることで、組織は変わり始めます。組織のリーダーが外向き思考になると、社員や部下を”考える頭脳をもった人”として扱えるようになり、社員や部下の行動が積極的になるのです。

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