もしあなたが相手に完壁を求めるタイプなら、人間関係でたえず大きないらだちを感じることになります。なぜなら、そんな高い基準を満たせる人はどこにもいないからです。完壁主義は人間関係の大敵だといえます。完壁主義者は相手をいつも批判しがちです。配偶者や友人、同僚に完壁主義を押しつけると、問題は悪化します。相手に完壁であることを期待すると、必ず失望することになります。そして最悪の場合、相手を受け入れることができなくなります。(マーク・レクラウ)
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完璧主義をやめる!
完璧な人はいないにも関わらず、私たちは周りの人の欠点が気になります。特に、上司になると部下の欠点ばかりに目が向き、イライラすることが増えます。マーク・レクラウは、心をとらえる60の法則の中で、完璧主義は人間関係の大敵だと述べています。部下の欠点を許せないと、自分の感情を悪くするだけでなく、最終的にはチーム運営に支障をきたし、組織を弱くしてしまいます。
相手に完璧を求めるのをやめ、部下の強みにフォーカスするようにしましょう。部下の強みを見つけ、何人かの強みを組み合わせることで、チームは力を発揮します。欠点ではなく、強みにフォーカスする姿勢が上司には欠かせません。
自分にも相手にも完壁であることを期待してはいけません。常に最善を尽くすことを心がけているかぎり、たとえ完壁な結果が得られなくても、ある程度のレベルで満足することが大切です。そうすれば、仕事でもプライベートでもお互いに幸せな気分で過ごすことができます。
強みを引き出すことで、相手も自分に自信を持てるようになります。欠点を見るのではなく、相手の長所に目を向けることで、人間関係がよくなり、組織を強くできるのです。人の欠点を見るのをやめ、メンバー全員で最善を尽くすことを意識するのです。
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部下にポジティブに話しかけよう。
話し方は心の持ち方に大きな影響をおよぼします。実際、悲観的な話し方をする人は、楽観的な話し方をする人よりはるかに悪い経験をする傾向があります。これは最新科学の知見ではなく、誰もがふだんの生活で経験していることです。現実を直視しましょう。悲観的な話し方をする人より楽観的な話し方をする人と一緒にいるほうがずっと楽しく過ごすことができます。
完璧主義に陥ると、部下に不平不満をぶつけるようになります。部下の欠点を見るのをやめると同時に話し方を変えることで、リーダーは結果を出せるようになります。
愚痴や不平ばかりの職場が楽しいはずがありません。上司の愚痴ばかり聞かされれいたら、間違いなく部下の生産性は下がってしまいます。愚痴はお互いの時間を盗むと考え、封印するようにしましょう。
不幸なことに、感情と言葉は伝染しやすいので、上司の不平不満は伝染し、職場の空気は暗くなります。自分の感情をコントロールし、ポジティブな話を心がけることで、チームの雰囲気を明るくするようにしましょう。そのために、部下の強みを見つけ、部下をほめることです。相手をほめることで、部下の自己重要度が高まり、アウトプットの質を高めることができるようになります。部下の生産性を高めるために、まず、自分の態度を変えることから始めてみましょう。
まとめ
部下に完璧を求めると、イライラが増え、職場の雰囲気を悪くしてしまいます。部下の力を引き出すためには、欠点ではなく彼らの強みにフォーカスし、強みを掛け合わせるようにしましょう。リーダーは不平不満を言うのをやめ、部下をほめることで、チームを強くできます。
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