伊藤守氏のもしもウサギにコーチがいたら―「視点」を変える53の方法の書評

会社の経営者は、会社という素材をもとに物語を創ります。そしてその物語を作り続けることが経営者の仕事になります。物語を創るのをやめた瞬間から会社は活力を失ってしまいます。(伊藤守)


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経営者が物語を創るのをやめてはいけない理由

エグゼクティブコーチの伊藤守氏のもしもウサギにコーチがいたら―「視点」を変える53の方法を再読しています。エグゼクティブコーチはクライアント(会社の経営者)の良さを引き出すことがその仕事で、彼らの話を聞き、物語を創るサポートをしなければなりません。

経営者の話を聞くだけでなく、行動を観察することも重要です。実は、本当に思っていることは、経営者の行動に現れることが多いのです。それを観察していれば、経営者が、一番大事にしているものが何であるかがわかります。行動はより深く、強く考えていることと結びついています。言葉にはなかなか真意は表れませんから、エグゼクティブコーチは、会社の経営者の伴走者になり、彼らの行動を注視すべきです。

創業時の経営者はビジョンを掲げ、社員や顧客にそれを伝えます。彼らには物語があり、それを語ることで、ファンを作っています。しかし、時が経ち、仕事がマンネリ化すると経営者はビジョンを語ることをやめてしまいます。物語を創り続けることが経営者の仕事であるにもかかわらず、それをやめてしまうのです。これでは会社が成長できるわけがありません。

エグゼクティブコーチはこの物語創りをサポートするために存在します。絶えず、ビジョンを確認し、物語を紡ぎ続けるために、彼らの話しや行動を確認するのです。

以下の4つのステップで社長の話を確認し、彼らのモーチベーションを高めるようにしましょう。
1、聞く、聞き分ける
2、質問を作り出す
3、要望する
4、承認する

 

コーチはクライアントの未来を創るサポーター

不幸なのは自分の物語を生きることを忘れて誰かの物語を生きてしまったり、物語を創るのをやめてしまうこと。

経営者が誰かの人生を生きることは、とても不幸なことです。物語を創るのをやめさせてはいけないのです。コーチが質問を繰り返し、ビジョンを忘れさせないようにすることで、経営者のモチベーションが高まります。経営者の行動と言葉を確認しながら、次にやるべきことを見つけることで、経営者は物語を創り続けられます。

経営者の話にまとまりがなくても構いません。経営者が、話しているあいだに質問を繰り返すことで、よいストーリーが生まれます。だんだん具体的になるようにコーチは話を傾聴し、彼らのよさを引き出すようにするのです。

私はそれを聞いています。物語を語って下さい。物語を語りながらそれを検証しましょう。わざわざうまくいかないストーリーをこれ以上発展させなくていいでしょうし、うまくいっているストーリーならどんどん発展させましょう。人も自分の創った物語を生きています。過去も、現在も、未来も基本的には物語によって創られています。人は今ここで物語を創っています。事実がどうであるかが問題なのではなく、ここでどんな物語を創っているかが、自分自身に影響しています。つまり人は、自分の創った物語を自分の人生として経験しているのです。

経営者は孤独です。社員や取引先に話せない悩みを多く抱えています。エグゼクティブコーチは経営者に伴走し、彼らの話を聞き、共にストーリーを創らなければなりません。経営者の未来をよくするコーチが増えれば、経営者はビジョンを実現できます。日本に元気な経営者が増え、ワクワクな人が増えれば、世の中はもっとよくなるはずです。

まとめ

エグゼクティブコーチはクライアント(経営者)のビジョンを確認し、共に物語を紡ぐことが仕事です。1、聞く、聞き分ける 2、質問を作り出す 3、要望する 4、承認するの4つのステップを繰り返し、よい物語を創ることをサポートしましょう。

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