成功の方程式S=Qrとは何か?アルバート=ラズロ・バラバシから成功の法則を学ぶ。

成功の可能性は年齢とは関係がない。それを決めるのは、成功を掴み取ろうとして繰り返しトライするかどうかだ。(アルバート=ラズロ・バラバシ)

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成功の要素のQファクターとは何か?

アルバート=ラズロ・バラバシの ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」書評を続けます。著者は成功は年齢に左右されないと述べています。例えば、俳優のアラン・リックマンが初めて映画に出演したのは42歳の時でした。レイ・クロックがマクドナルドのフランチャイズ権を獲得して、最初の店を開いたのが53歳の時、ネルソン・マンデラは27年の獄中生活の末に釈放されたあとも、アパルトヘイト撤廃運動に熱心に取り組み、76歳にして南アプリ力共和国の大統領に就任しました。遅咲きの成功者が世の中にはたくさんいます。彼らの成功体験を知れば、自分の年齢を言い訳にするのは、やめたほうがよさそうです。

人生後半に掴む成功には.「粘り強さ」のほかにも、もうひとつ共通点がある。それは成功へと続 く道を案内し、その人のキャリアを通して姿を表す隠れた要素である。私たちはその要素を「Qファクター」と名づけた。

新しいプロジェクトは常にアイデアとともに始まります。アイデアの重要性や斬新さは、いつも前もってわかるわけではありません。そこで、そのアイデアを、「ランダム・アイデア」の頭文字を取って「r」と著者は名付けました。

すでに5店がしのぎを削っている小さなショッピングセンターに、6店目のファストフード店を出すというアイデアのrは限りなくゼロに近くなります。逆に、世の中に影響を及ぼすiPhoneのような画期的なプロダクトのrは高くなります。アイデアが優れていればいるほど、つまりrの値が大きければ大きいほど、そのアイデアが社会に与える影響は大きくなるのです。

しかし、アイデアのrだけが高くても、成功するわけではありません。どれほどアイデアが優れていても、アイデアをかたちにする能力に欠けていれば、重要な成果は生まれません。科学者であれば「アイデアを発見に転換する能力」は、優れたアイデアと同じくらい重要であり、その能力は人それぞれ大きく違います。その能力を著者は「Qファクター」と名付けました。

人はそれぞれ「ランダムなアイデア」rを持ち、それぞれのスキルを使って、アイデアから「成功」すなわち「S」を生み出します。Sは世界に与える影響力の大きさを表します。その影響力を予測したい時には、ふたつの要素アイデアの未知の値rとその人のQファクターが一緒に働いて、プロジェクトの最終的な成功Sを生み出せるかどうかを見極めなければなりません。

 

S=Qrこそが成功の方程式である!

Qファクターと、アイデアの値rとを掛け合わせると、成功を占う次のような公式ができあがる。 S=Qr
言い換えれば、製品の売れ行きや取引の成功、科学者の発見が世間に及ぼす影響は、個人のQファクターとアイデアの値rとの掛け合わせから生まれる。アイデアが素晴らしく、rの値が大きいにもかかわらず、個人のQファクターが低い場合には、社会に及ぼす影響は残念ながら平凡なものに終わってしまう。

アイデアは素晴らしいが、アイデアをかたちにする能力はお粗末であると、結果は残せません。アップルが発売した、世界初の個人用携帯情報端末ニュートンは、Qファクターが低かったために、製造中止になりました。逆にアップルリサ、NeXTはQファクターが高かったにも関わらず、アイデアのrが低かったために失敗したのです。

rもQファクターも高く、相乗効果が期待できる時には、人生最高の画期的な製品が生まれやすい。まさしくiPhoneがそうだろう。非凡なアイデアと、アイデアをかたちにする素晴らしい能力とが組み合わさって誕生したiPhoneは、ジョブズの名声を刻む傑作となった。

このQファクターはキャリアを積むにつれ、増大すると考えられていましたが、著者の長い研究生活を通して、科学者のQファクターにはまったく変化が見られないことがわかりました。科学者は与えられたQファクターとともに研究生活に入り、退職する時までQファクターは変わらなかったのです。著者はこの事実を周りに確認し、どの業界でもQファクターは働き始めで、引退するまで変わらないと考えるようになりました。もし、Qファクターと仕事とがうまく響き合わないのなら、職業の選択を間違えている可能性が高いのです。この場合は、転職を考えた法がよさそうです。

Qファクターが輝くような職業や分野を選んだ時には、必要なのはあとひとつだけ決して諦めないこと。

創造的な人にとって、長続きする成功の秘訣は極めてシンプルです。成功を生むチャンスを何度でもつくり、諦めずにチャレンジを続けることです。成功を掴む人は、繰り返しプロジェクトに挑戦すし、より多くに宝くじを買っているのです。

成功が時とともに色裾せても、Qファクターは色裾せません。Qファクターは常に変わらないため、本当に成功する人は、新しいrを何度でも選んで、適応度の高い成果を絶えず生み出します。高いQファクターに、不屈の精神が合わされば、生涯にわたる成功が掴めるようになります。

イーロン・マスクやエジソン、キュリー夫人やアインシュタインは、一つの作品や功績だけでなく、多くの業績を残しています。彼らは非凡なQファクターを活用し、自分の運を何度も積極的に試してきたのです。 Qファクターをうまく活用したければ、協力することだと著者は言います。多くの人に参加してもらうことで、プロジェクトの可能性が広がります。よいチームワークは刺激を与えてくれます。「成功は集団的な現象」であるため、その人の運命を決めるのは、質の高い仕事や才能ある人たちに対する社会の反応なのです。

アイデアの力に不屈の精神が加われば、成功する可能性は高まります。葛飾北斎は「70歳になる前に描いた絵は取るに足らないものだった」と述べ、晩年の20年間に最も素晴らしい作品を残しました。有名な『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」もそのひとつであり、89歳で亡くなるまで北斎はチャレンジを続けたのです。成功の可能性は年齢とは関係がなく、諦めない心を持つことが重要なのです。

まとめ

成功は個人のQファクター(アイデアを発見に転換する能力)とアイデアの値rとの掛け合わせから生まれます。成功の方程式はS=Qrで、このルールを信じて行動すれば、成功の確率を高められます。また、いくつになっても諦めずにチャレンジを続ければ、成功できることを多くの偉人が証明しています。

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