ティボ・ムリスの理想の自分をつくる100の法則の書評


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理想の自分をつくる100の法則
著者:ティボ・ムリス
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

本当に自分がやりたいことを見つけるために、内省の時間を持ちましょう。成功するためには、自分の強みを見つけ、そこに多くに時間を費やすべきです。自分が弱い分野に時間を使うのはやめ、対処法を考えることで、結果を出せるようになります。

自分の内面との対話を重ねよう!

あなたがたびたび心の中で自分に言い聞かせているストーリーは、自分を過去という名の牢獄の囚人にしている。幸い、ネガティブなストーリーをいつまでも自分に言い聞かせなければならないという決まりはない。あなたは人生の軌道を変える決定をいつでもくだす能力を持っている。つまり、今までとは違うポジティブなストーリーを自分に言い聞かせれば、次第に人生を変えることができるのだ。(ティボ・ムリス )

フランス出身の著術家、ライフコーチのティボ・ムリスは、自分にネガティブなストーリーを語るのをやめるべきだと言います。コロナウイルスはなかなか収束せず、外出自粛が続く中、私たちはついついネガティブなことを考えてしまいますが、これを続けていては、自信を失い、自分を追い詰めてしまういます。

外出ができず、時間がある今こそ、自分の内面に向き合いましょう。アリストテレスは、「自分をよく知るためには、常に自分と向き合って内面を見つめる必要がある。それは成長のための起爆剤になる」と言っています。このコロナ禍でできた時間を内面との対話に使うのです。

自分をよく知れば知るほど、なれる最高の自分になるために向上する機会を作れます。多くの成功者は自分をよく知り、自分との対話の時間を重ね、積極的に行動しています。一方、普通の人たちは、さまざまな先入観の影響を受けてしまい、自分を客観的に見ることがなかなかできません。自分をよく知るために、このGWの休日に次のことを考えてみましょう。
・自分の強みと弱みを知る
・自分にとって大切なこととそうでないことを知る
・自分の感情を抑圧せずに認める
・自分の意欲をなくすような考え方を見きわめる
・自分の盲点と先入観を知る 

自分をよく知ることで、本当に何をすべきかが見えてきます。自分の未来のために、今日できることを始めれば良いのです。勇気を出して自分を客観的に見つめる訓練をすることで、なりたい自分になれるのです。

自分の強みを伸ばし、弱みに対処する!

持っている能力を存分に発揮して充実した人生を送るうえで、自分の強みを知ることは不可欠だ。それをしない人は、たいてい嫌いな仕事をして無力感にさいなまれながら膨大な時間を過ごし、働くことを通じて社会にほとんど貢献せずに生涯を終える。

自分の強みを知るために、著者は5つの方法を紹介しています。
1.家族や友人、同僚に尋ねる
2.自分が余暇の時間に何に熱中しているかを調べる
3.他の人たちにとっては難しくても、自分ならたやすくできることを見きわめる
4.周囲の人に何をほめられたかを思い出す
5.やっていて時間がたつのを忘れるほど楽しいことを追求する
私は10年以上前にコーチングを受けていましたが、その時、自分の強みをコーチから教えてもらえました。ここから著者や書評家になる道が開けました。コーチは私に伴走し、いつも行動を褒めてくれたので、書くことを習慣化できたのです。

自分の強みを見つけ、そこにフォーカスし、時間を使うことで、強みをより強化できます。1万時間の法則を信じて、自分の強みのレベルアップをはかりましょう。

言うまでもなく、あなたの時間は有限である。したがって、自分の弱みを克服しようとやっきになるより、自分の強みを最大化することを考えたほうが効率的だ。そうしなければ、自分の強みを生かして働いている人たちと自分の不得意な分野で競争することになる(ただし、自分の弱みが足かせになっているなら、それを補強する必要はある)。

マイケル・ジョーダンは、欠点をたくさん持っていましたが、彼らは自分を罵倒するのではなく、次の3つの方法のどれかで対処しました。
■弱みを受け入れる
■弱みを強みに変える
■必要なときは助けを求める

弱みを受け入れる
成功者は自分の弱みのために何かができないと悩んだりはしません。彼らは自分の弱みを認め、それを受け入れるます。そして、自分の強みに意識を向けて、それを磨き上げているのです。

弱みを強みに変える
自分の弱みを強みに変える工夫をしましょう。たとえば、もしあなたが少し執念深い性格なら、その執念深さを粘り強さと解釈して活用すればいいのです。

必要なときは助けを求める
自分で何でもしようとすると、ピンチを招きます。たとえば、エクセルが苦手なら、それが得意な人に作業を依頼するのです。

私は自分の弱い分野は人にサポートを受けるようにしています。自分の時間は強みを磨くことに使い、弱みには別のアプローチをすることで、やりたいことをやれるようになりました。強みを見つける時間をこのGWで持つようにして、コロナに負けいない自分を作りましょう!

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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