ブレンドン・バーチャードの自分を貫くの書評


House photo created by freepik – www.freepik.com

自分を貫く
著者:ブレンドン・バーチャード
出版社:フォレスト出版

本書の紹介

自分自身の力「パーソナル・パワー」を引き出し、個人としての自由「パーソナル・フリーダム」を手にすると宣言しましょう。自分を貫き、本当に自分がやりたいことに時間を使うようにすることで、自分の人生をよりよくできます。

パーソナル・パワーを引出そう!

自分自身の力「パーソナル・パワー」を引き出し、個人としての自由「パーソナル・フリーダム」を手にすると宣言するのです。私は、これから挙げる事実を自明のものと考えています。どんな意志や動機を持ち、なんのために努力し、どのような習慣を持っているかは人それぞれ異なります。そのため、生き方もまちまちですが、本来すべての男女は生まれながらにして平等なのです。そして、あなたは、生きる権利、自由になる権利、幸せを追求する権利など、誰にも奪うことのできない権利を与えられています。活動的で自由で幸せな生活を送りたいなら、私たち一人ひとりが自分の人生に対する責任を受け入れ、注意深く、自制心を持って生きる必要があるのです。(ブレンドン・バーチャード)

デイヴ・アスプリーのシリコンバレー式超ライフハックを読んでいたら、ブレンドン・バーチャードの言葉が紹介されていました。早速、自分を貫くを購入し、読み始めました。この「関連書読み」を続けると脳の中での情報のつながりが強化され、アイデアが浮かぶようになります。書籍の中で面白い本を見つけたら、すぐに読んでみるこのライフハックは、効果的な読書術だと思います。

著者のブレンドン・バーチャードは、最も影響力を持つ自己啓発トレーナーと言われていますが、パーソナルフリーダムを宣言することで、人生が変わると述べています。自分の夢を追い求めること=パーソナルフリーダムを経験することで、未来をよりよくできるのです。恐怖心や慣習、世論に左右されると他人の人生を生きることになります。自分の人生を生きたければ、今日から人生を自分でコントロールすべきです。

自分で人生の軌道修正をしましょう。鏡に向かい、ありのままの自分になるのです。どんな姿が映っていたとしても関係ありません。こうした人類共通の真実に則り、自ら宣言することで、自由を取り戻しましょう。私たちは往々にして、深遠なる無知の世界に迷い込んでしまいます。周りにエネルギーや幸運があふれているのに気づかず、今この瞬間の重要性を見落としていることもしばしばです。これでは、現在の幸せや喜びを味わうよりも、どこかほかのところで別のことをすることを選び、何時間も隔たりのある別の時間帯で生きているようなものです。

普段と同じ行動(居心地の良さ)があなたの新たなチャレンジを邪魔します。「自分を変えることを先延ばしにした方がよい」と言う悪魔のささやきが聞こえてくると私たちはすぐにあきらめ、新しいことにチャレンジすることをやめてしまいます。

しかし、行動は自分の選択で変えられます。勇気を持って、ダメな自分を捨てると決め、自分をよりよくしましょう。私も断酒をすることで、人生を変えようとしましたが、過去に何度も失敗を繰り返しました。ただ、13年前の自分は先延ばしをすることをやめました。鏡の前の太った情けない自分を変えるために、私はお酒を断つと本気で宣言しました。

お酒を断つために、私は自分を追い込むことにし、馴染みの飲み屋や飲み友達から距離を置くことにしました。いつもと違うやり方をしないと悪魔のささやきに負けてしまうと思い、過去を捨てることにしたのです。その時の決断が私を救い、自分をコントロールすることに成功したのです。

自分を貫くための9つの行動指針

気高い人々は、たとえ貧困や絶望に陥っても妥協せずに本来の自分を貫けます。衝動に従って、弱気になったり、熱意を失ったりしてはいけません。むしろ、力強く勇気を奮い立たせ、愛に全力を注ぎ、あなたの最高の価値にふさわしい人格に自分を高める選択をし、それらを中断することを断固として拒否すべきです。誘惑に負けず、真実と強さを貫いた人が、自由と勝利を手にするのです。

自分を貫くことが人生を成功に導くと考え、本当に自分がやりたいことに時間を使いましょう。うまくいかないのは、好きなことに時間を費やしていないからだと考えてみるのです。無駄なことに時間を浪費するのをやめ、大切なことに時間を使うことで、結果が出るようになります。弱い気持ちを捨て、妥協するのをやめ、本気で自分を変えると宣言しましょう。

人類の物語には、奮闘と進歩が繰り返し登場します。この2つがなければ、成功できないと考え、奮闘をやめないようにしましょう。奮闘を止めれば、進歩も同時に止まってしまうことは歴史が証明しています。

著者は人生を変えられるものは2つしかないと指摘します。
1、人生の訪れる何か
2、私たちの中から生まれてくる新しい何か

人生の物語を変えるのに、偶然の力だけに頼るのはやめましょう。勇気を振り絞って、自分を変える努力を続けるのです。自分の夢は奮闘に値するものだと捉え、他者に縛られるのをやめ、自分の人生を生きるようにしましょう。誰の許可も求めず、やりたいことを行動に移し、それを習慣化することで、目標を達成できるようになります。自分を貫くことを日々の習慣に取り入れることで、未来の自分を変えられます。

本書には「自分を貫く9つの指針」が紹介されれいます。この考えを取り入れることで、未来の自分をよりよくできるはずです。
1、全身全霊を傾けて、力の限り人生と向かい合う
ふさわしい役割を知れば “求めるもの”は手に入る
2、自分の計画を取り戻す
“すぐやり” “あきらめず” 予定通りに自分を動かす
3、自分の中にひそむ悪魔に打ち勝つ
「ネガティブ思考」「先延ばしグセ」「孤独への恐怖」を克服する
4、思いのままに前進する
一歩を踏み出し、迷わず行動する
5、喜びと感謝の練習をする
「ありがとう」の力で感情をコントロールする
6、信念を曲げない
誘惑に負けない人格をつくり「無敵の自分」になる
7、愛を増幅させる
“寛容”で“高潔”な新しい自分を生み出す
8、偉大さを引き出す
リーダーとなる人だけが目標を達成する
9、時間をスローダウンする
“今” “この瞬間”を大事にする

自分を変えたければ、そうなりたいと宣言することから始めましょう。なりたい自分になると決め、それを貫くことで、未来を変えられます。本書を読み、著者を伴走者にすることで、結果を出せるようになります。

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上アイデアクリエイティビティマーケティングライフハック
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました