デイヴ・アスプリーのシリコンバレー式超ライフハックの書評


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シリコンバレー式超ライフハック
著者:デイヴ・アスプリー
出版社:ダイヤモンド社

本書の要約

400人以上の成功者の体験をまとめた本書のライフハックを実践することで、私たちは時間を節約しながら、結果を出せるようになります。自分の人生を変えたければ、無駄なものにエネルギーを使わず、重要事項に集中し、それを重要な人と行うべきです。

よりスマートに、より速く、より幸福に生きるためのライフハックとは?

成功した人びとが心の平穏と幸福を優先するのは、結局のところ大切なのは賢さや速さではないことを知っているからだ。いつも惨めな気持ちでいたら、何かを達成することなどできない。これこそ本書が幸福を重視する理由である。(デイヴ・アスプリー)

本書はシリコンバレー式シリーズの3冊目で、著者デイヴ・アスプリーの集大成とも言える1冊に仕上がっています。著者は20年近くかけて、シリコンバレーの最新のラボからチベットの修道院まで、世界中のあらゆる場所に足を運んで、自分の脳と体を実験の場にし、人生を変えることに成功しました。

脳科学、生理学、東洋哲学、心理学といった分野の専門家やアスリート、医師、ライフハックの達人まで、400人以上の研究者や成功者たちに、「最も重要な3つのことをあげてほしい」と質問し、その答えをまとめたのが本書です。著者のアドバイスに従い、自分の習慣を変えることで、よりスマートに、より速く、より幸福に生きられるようになります。

賢く速くなれば仕事に集中するエネルギーが得られ、苦労も減って幸福になれる。同様に、脳や筋肉に流す酸素の量を増やす呼吸法を習得したら、精神的・身体的ストレスから速く回復できるだろう。こうして世界の感じ方や経験の仕方が変わり、あなたはもっと幸せになれる。

なぜ、著者は400人以上の習慣をライフハックにまとめたのでしょうか?著者は、ただ1人の成功法則を真似ても、それに再現性がなければ意味がないと言います。DNAや成育環境、得意分野も根気強さも違う中で、多くの成功者の大量のデータを分析したほうが、よりよい成功法則を明らかになると考えたのです。

私たちの行動は、ミトコンドリアに支配されています。人間は、何が大事なことか、何が成功や幸福につながるのかを考えるより先に、この本能的衝動に身をゆだねるようにできています。この衝動を手なずけなければ、真の成功は手に入りません。たいていの人間はミトコンドリアの命を受けて、権力、お金、セックスの追求(3つの法則)に一生を費やしています。

1個のミトコンドリアは小さすぎて脳を持っておらず、賢いとは言えませんが、この3つの法則に従って毎秒数百万回も行動しています。数千兆個のミトコンドリアが同時にこの法則に従うとき、それ自体の意識を持った、ある複雑なシステムが出現します。実は、結果を出すためには、このミトコンドリをコントロールすればよいのです。

ゲームチェンジャーは、エゴミトコンドリアに強制された目標には引きずられることなく、しかしミトコンドリアが与えてくれるエネルギーはきっちりと使わせてもらっている。低次元の本能を超越し、利用すべきものだけを利用しているからこそ、自分と社会の改善に集中できるのだ。そこから、真の幸福と充足、そして成功がもたらされる。

著者は、本書で紹介するハックを使うことで、ミトコンドリアの命令に従ってエネルギーを費やすのをやめ、本当に重要なことに力を使えるようになったと言います。著者がまとめたハックを活用すれば、時間を節約できることは間違いありません。

今まで私が翻訳本で学んだ人生を変える効果的なテクニックがいくつも紹介されていますから、極端な話数百冊の良書を読むより、本書を実践した方が時間の節約にもなりますし、結果を出せると思います。

エネルギーの無駄遣いをやめ、重要なことにフォーカスすよう!

いまあるエネルギーの無駄づかいをやめて、重要なことのために蓄えておくことだ。これは要するに優先順位づけである。大事なことのために脳エネルギーを集中させる一方で、疲れるだけで重要ではないものを切り捨てるということだ。言い換えれば、あなたを弱くするものを取り除いて、強くするものを加えるわけだ。

ペンシルベニァ大学ウォートン・スクールで教授のスチュワート・フリードマンは、仕事と生活のバランスを欠くリーダーは良いリーダーになれないことを証明して、健全なワーク・ライフ・バランスを教える「トータル・リーダーシップ・プログラム」を開発しました。

フリードマンは、成功者の生活を調査したところ、成功するためには「自分にとって何が重要かを自覚し、それに誠実に向き合う」ことが大切だと判明しました。私たちは「何が重要か」を明らかにすることで、はじめて、的確な意思決定ができるのです。

自分の価値観を明確にするために、フリードマンは「20年後」から逆算し、自分のやるべきことを決めるべきだと言います。私も10年先から自分の生活を逆算する、「逆算思考」と夢リストで結果を出せるようになったので、このハックを取り入れることをお薦めします。

ステップ1 「達成可能な未来像」を具体的にイメージする。
ステップ2 それが明確に思い描けたら、何にエネルギーを注ぐべきかを決めやすくなる。
ステップ3 「何が最も重要か」がわかったなら、次には「だれが最も重要か」を思い起こす。

重要事項にフォーカスするだけでなく、重要な人を選ぶことで、結果が変わります。私は失敗したときに、誰か他の人と組んだら、この目標を達成できるのか?と考えるようにしていますが、始める前に重要人物を思い浮かべ、よいチームをつくることを今後はより意識したいと思います。

自分を改善するために何か有益なことを毎日実行すると決めた。このささやかな自分との約束で、僕は自分の時間とエネルギーを賢く配分できるようになり、自分の成長と目標に集中できるようになった。

私は毎朝、自分のリストを確認し、昨日の振り返りから朝をスタートします。今日、何をやるべきかを明確にすることで、不要なことにエネルギーを使わなくなり、的確な判断を下せるようになります。朝時間を活用すると同時に、1日の時間配分を意識し、エネルギーのある時間に重要事項を行うようにしましょう。

本書には「予算管理」と言うハックが紹介されています。コーミーCEOのトニー・スタッブルバインは、意思決定を「予算管理」することで、結果を出しています。

トニーは自分の意思決定に「予算」を設けている。毎日、一定数の意思決定しか行わないと決めて、その予算の枠内で一日を過ごすのだ。そのため彼の朝の行動は、一日のその後に意思決定予算をできるだけ多く残すために効率的に設計されている。朝のうちにあれこれ無駄な意思決定をしてしまったら、予算があるので、午後からはごくシンプルな意思決定しかできなくなる。

トニーは、より健全な意思決定の習慣を自らに課し、明晰な頭脳で一日を始めることを最優先しています。朝、起きると、まず瞑想を行い。それから「やることリスト」を書き出し、自分のミッションに大きな影響がある項目はどれかを考えて優先順位をつけています。

実は、重要なタスクは1日にいくつもありません。私は毎朝、やるべき3つの重要事項を決めて、それを終わらせることにフォーカスしています。朝、起きたら、神社にお参りし、そこで大きく深呼吸して、自分の心を整えます。この瞑想によって、エネルギーが高まり、スタートダッシュを切れるようになりました。朝時間、重要事項の確認、エネルギーの配分を意識するで、自分の人生を変えられます。ぜひ、このハックを実践ください。

本書に紹介されているライフハックは効果があるので、今後も本ブログで取り上げていこうと思います。

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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