他人との比較をやめ、自分を受け入れる方法


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成功者がしている100の習慣
著者:ナイジェル・カンバーランド
出版社:ダイヤモンド社

本書の要約

成功する人はありのままの自分を受け入れ、長所を伸ばす努力をしています。一方、成功しない人は自分の短所ばかりを気にし、他人との比較をすることで自分を不幸にしています。他人との無意味な比較をやめ、無理せず自分らしく生きるようにしましょう。

ありのままの自分を受け入れよう!

自分自身を愛し、受け入れ、許し、優しくしてほしい。あなたがいなければ、 周りの人は、あなたという素晴らしい存在を失ってしまうのだから。(レオ・ブスカーリア)

レオ・ブスカーリアはアメリカの教育学者で、長年人を愛することをテーマにした講義を行っており、「Dr.Love」とも呼ばれています。葉っぱのフレディ―いのちの旅の作者としても有名で、この絵本を読んだ人も多いのではないでしょうか?南カリフォルニア大学の講義である「愛の授業」をまとめた自分らしさ”を愛せますかもベストセラーになっています。

ブスカーリアは苦難を受けいれ、そこから学びを得ることが重要だと言います。

わが身に降りかかってきた苦難はあえて受け入れ、しっかり経験して、そして手ばなそう。何も学ばずに苦しむなんてもったいない。

人生最大のリスクは、何のリスクも冒さないことです。何もアクションを起こさなければ、失敗することもありません。目標がなければ、苦しみや悲しみは避けられるかもしれませんが、そこから学びは得られません。

ナイジェル・カンバーランド成功者がしている100の習慣の中で、ありのままの自分を受け入れるべきだと言います。しかし、広告やSNSの普及がそれを拒んでいます。私たちは投稿から絶えず他人との比較を行い、自分を傷つけています。

例えば、現代人は以下のような悩みを抱えがちです。
・美容や健康関連の広告や雑誌記事から、理想的な体型や容姿の人の写真が目に飛び込んできて、自分の体重や身体にコンプレックスを抱いてしまう。
・恋愛や結婚の問題についての様々なアドバイスが耳に入ってくるので、余計に悩みが大きくなってしまう。
・SNSを見ていると他人が自分より良い暮らしをしているように思える。

他人との比較をやめるだけで、不満や不安は収まっていくものなのです。人は自分自身に対してネガティブな気持ちになっていると、周りの人に対しても、嫉妬や冷笑、批判、怒りといった感情で接してしまいます。これは、成功者がとるべき態度ではありません。(ナイジェル・カンバーランド)

私は嫌な感情を抱かないようにするために、SNSを見る時間をコントロールしています。他者の投稿に妬みを感じたら、すぐに投稿を見るのをやめ、深呼吸をして心を落ち着けるようにしています。

自分を受け入れる方法

あなたには他の誰とも違う個性があります。無理をして周りと同じ人間になろうとすべきではありません。人と違っているからといって、不安になる必要はないのです。人には誰でも長所と短所があります。短所だけを見て、自分を嫌いになってはいけません。足りないものを嘆くのではなく、自分が持っているものを喜びましょう。

カンバーランドは、自分の短所を見るのをやめ、長所を意識すべきだと言います。隣の芝生は青く見えるものですから、人との比較をやめましょう。他人を基準にしている限り、自分に満足することはできません。他人にコントロールされる人生をやめ、自分らしく生きることで幸福度をアップできます。足りないものを嘆くのではなく、自分の長所を見つけ、それを伸ばすようにするのです。

ネガティブな感情が起こった時にも自分をコントロールすることで、嫌な気分にならずにすみます。何かトラブルが起こった時にも、他人に八つ当たりするのはやめましょう。自分の気持ちや不安を伝えて、怒りや不満を解消するのはかまいませんが、怒りを爆発さえ、周りの人を傷つけるべきではありません。

カンバーランドは他人に対して、ポジティブに接することで、自分の感情をコントロールできるようになると指摘します。

他人に対してポジティブに接していれば、あなた自身のネガティブな感情も収まっていきます。これこそが、本当に自分自身を受け入れ、愛することなのです。失敗したら、別の方法で再度挑戦しましょう。成功のためには、試行錯誤は不可欠です。

自分のマインドセットを変え、成功できると考えることで、自分の行動を変えられます。ネガティブな情報を見るのをやめ、自分のために時間を使いましょう。正しい思考と行動が自分の未来を変えてくれるのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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