コミュニケーションで重要なことは、相手を理解すること。ボブ・バーグの敵を味方に変える技術の書評


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敵を味方に変える技術
著者:ボブ・バーグ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

「人生の成功の9割は対人関係にかかっている」とボブ・バーグはいいます。対人関係をよくしたければ、まずは相手を理解するように努め、そのあとで自分を理解してもらうようにすべきです。相手に敬意を払い、大切に扱うことで、敵のような存在だった人たちですら、自分の味方に変えられるのです。

まずは、相手を理解しよう!

まず相手を理解するように努め、その後で、自分を理解してもらうようにしなさい。(スティーブン・R・コヴィー)

スティーブン・コヴィー7つの習慣 人格主義の回復の中で、第5の習慣として「まず相手を理解するように努め、そのあとで自分を理解してもらうこと」をあげています。相手を真に理解することで、私たちはWin-Winの関係を初めて築くことができます。

私たちは以下の7つの習慣を身につけることで、人格主義を実践できるようになるのです。
第1の習慣: 主体的であること
第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣: 最優先事項を優先する
第4の習慣: Win-Winを考える
第5の習慣: まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣: シナジーを創り出す
第7の習慣: 刃を研ぐ

ボブ・バーグ敵を味方に変える技術の中で、この第5の習慣が相手との信頼関係を構築する際、とても重要だと指摘しています。まずは、相手を理解し、それができたら、今度は自分を相手に理解してもらうようにするのです。

相手とのコミュニケーションがうまくいかなかったなら、「射手が標的をはずしたら、それは標的の責任ではない」という言葉を思い出しましょう。相手が誤解したときには、それを相手の責任にするのではなく、自分のコミュニケーションに問題があったと考えるのです。自分の気持ちを理解してほしいのなら、はっきりとそれを言葉で相手に伝える必要があります。

伝える際には、相手の感情には十分注意を払うべきです。人はみな感情に支配されていると考え、相手を立てるようなコミュニケーションを意識しましょう。アメリカの化粧品会社メアリー・ケイの創業者の言葉を読めば、相手への敬意を払えるようになります。

どんな人でも『私を大切に扱ってください』と書かれた見えないプラカードを首からぶら下げている。(メアリー・ケイ・アッシュ)

大切なのは、相手の警戒心を解いて、これから言おうとしている見解を受け入れてもらえるように配慮することです。それができれば、相手を味方につけることができます。 

議論に買っても意味がない!

信念体系は知らず知らずのうちに私たちを支配している。これは重大な問題だ。なにしろ、私たちは自分が無意識の状態で行動しているという事実を意識していないのだから。この試練を乗り越える出発点は、まず自分の信念体系を意識することだ。究極的に、あなたがどれだけの影響力を持つかは、あなたが相手との信念体系の衝突をどれだけよく理解するかにかかっている。相手と意見が合わないときや相手の言動によって傷ついたりしたときは、2つの異なる信念体系が衝突していることに気づこう。(ボブ・バーグ)

自分がわずかな情報をもとに決定をくだそうとしているのなら、冷静な気持ちを取り戻しましょう。お互いが得をするような形になる会話をイメージし、会話の糸口を探すのです。

ボブは次の2つの問いを自分に投げけることで、よいコミュニケーションを行えるようになると述べています。
・私の気持ちは自分の信念体系に基づくものか?
・私はわずかな情報をもとに相手に対して大きな決定をしているか?
この2つを意識することができれば、自分の考え方を素早く調整して、より前向きな対応ができるようになる。

デール・カーネギーは「議論に勝っても意味がない」と主張します。たとえ議論に勝ったとしても、相手によい行動を起こしてもらえなければ意味はありません。自分のプライドを優先し、議論に勝つことを目指すのではなく、相手とのWin-Winを目指しましょう。

自分の心の中で相手の協力的な姿勢をあらかじめ想定することによって、あなたはそれにふさわしい態度をとるようになる。あなたがそれによって変わることで、相手が態度を変えるように働きかけることができるのだ。

「人生の成功の9割は対人関係にかかっている」とボブ・バーグはいいます。ボブは本書でコミュニケーションがよくなる5つの原理を紹介していますが、これを身につけることで、敵を味方にできるようになります。

●5つの原理
1 自分の感情をコントロールする
2 お互いの信念の違いを理解する
3 相手のプライドを尊重する
4 適切な雰囲気をつくる
5 共感を示して気配りを心がける

相手と会話をする際にこの5つの原理を活用することで、対人関係がよくなります。相手に対してポジティブな予想をし、よい会話をすることで、ビジネスやプライベートで大きな恩恵を得られるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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