ロバート・グレイザーのELEVATE 自分を高める4つの力の磨き方の書評


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ELEVATE 自分を高める4つの力の磨き方
著者:ロバート・グレイザー
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書の要約

「精神」「知性」「身体」「感情」の4つの力を個別かつ総合的に高めていく「キャパシティ・ビルディング」を身につけることで、人生をより豊かにできます。コアバリューとコアパーパスを明らかにし、4つの力を組み合わせて、自分のやりたいことに集中しましょう。

キャパシティ・ビルディングの4つの要素

最も端的に言えば、キャパシティ・ビルディングとは、自分に潜む可能性を引き出すべく、昨日の自分を超え続けるためのスキルや能力を探求し、習得し、向上させる方法のことです。 あらゆる分野の達人は、仲間より速いスピードで実力を伸ばす方法を絶え間なく模索し、その実力差で常に先頭を行き、最高水準の結果を出しています。こうして自分を「エレベートして、(向上させて)」いるのです。向上し続けている人たちは、競争において優位に立っています。実は、これは誰にでも真似できることなのです。(ロバート・グレイザー)

アクセラレーション・パートナーズの創業者であり同社CEOのロバート・グレイザーは、精神、知性、身体、感情の4つの要素を組み合わせることで、人生をより豊かにできることを見つけます。

①精神のキャパシティ
精神のキャパシティは、自己を理解し、自分が究極的に求めるものや日々の生活で指針にしたい信条を知ることで広がります。コアバリューとコアパーパスを定義し、それに沿った行動に時間を使うようにすることで、結果を出せるようになります。

②知性のキャパシティ
知性のキャパシティの大きさは、自分の思考力、学習能力、計画能力の向上にどう取り組むか、 自制心を持って遂行するかで決まってきます。 知性のキャパシティが大きいほど、同じエネルギーもしくは省エネで、より多くをこなせるようになります。

自分の成長の可能性を信じ、どこをどう改めるとよいのか指摘されることに対しておおらかになると、この好循環が始まります。人からのフィードバックを素直に受け入れられると、改善スピードが早まります。

知性のキャパシティを広げるプロセスには、毎日試練がともないます。 だからこそ自制心と計画性が必須で、規則性、習慣化、自省がいっそう重要な役割を果たすのです。 朝の時間を主体的に使い、攻めの姿勢で1日を始めると、ゴールからぶれることなく一貫性のある行動をとりやすくなります。

特に朝時間を変えることは効果があります。ハル・エルロッドの「SAVERS」という6つのアクティビティを習慣にすることで、自分を短期間で変えられます。
■Silence:静けさの中で瞑想する
■Affirmations:自分自身を受け入れ、認める
■Visualization:ポジティブなイメージを頭に描く
■Exercising:運動する
■Reading:読書する
■Scribing:一定時間、頭に浮かぶ事を書き出す(ジャーナリング)

私は毎朝、自宅の庭で深呼吸を何度かし、自分の体にエネルギーを与えます。感謝日記ビジョン日記を書いた後は、本を読み、その後、この書評ブログを書くことを日課にしています。

感謝の気持ちとポジティブな心構えで1日を始めるとスタートダッシュを切れます。朝の習慣を変えることで、他の人が眠っている間により多くのことができるようになるのです。私は朝の読書とブログでのアウトプットを習慣化することで、よいアイデアを生み出せるようになりました。

③身体のキャパシティ
身体のキャパシティの大きさは、心身の健康及び運動能力の向上で広がります。日頃から運動を心がけ、睡眠と食事の質を高めるようにしましょう。自分を向上させたければ、身体だけでなく、精神力も鍛える必要があります。人生、予期せぬ壁にぶち当たりますが、そのときに逃げずにその課題を乗り越えることが重要です。

多くの場合、どん底の経験が人格を磨き、強固な意志をつくり、自分が人生に何を究極的に求めているかを明確にするのです。挫折や苦難は成功への道であって障害ではありません。

自分のコアパーパスを実現するために、困難に負けずに、前進して行くようにしましょう。レジリエンスを鍛えることで、未来を明るくできます。

④感情のキャパシティ

感情のキャパシティの大きさは、困難な状況にどう反応するか、自分の感情をどう処理するか、周りの人との人間関係が良好であるかで決まってくる。

思い込みを克服するための最善の方法は、コンフォートゾーンの外に出ることを常に心がけることです。アブドゥル・マリク・ムハンマド博士は、人の心に変化を起こす次の「公式」を見いだしました。
「コネクション(心のつながり)+チャレンジ=チェンジ」

難しい課題に挑まなければ本当の変化は起こりません。 今まで通りのことをやっていると、いつまでたっても今まで通りの結果しか得られません。自分の不完全さを認識し、そこから抜け出すことを決めることが成長への第1歩なのです。

レジリエンス(打たれ強さ)を培うことは、感情のキャパシティの成長に不可欠です。制約の壁やコンフォートゾーンの外に押し出される以外に、これを培う方法はありません。自分を向上させる道のりでは、自信のないときは隠さず認め、問題にぶつかったら自分で考えて答えを出していく態度が必要です。

新しいことに挑戦する際に感じる一抹の不安はパフォーマンスレベルを上げる働きをする、ということが研究で明らかになっています。

成功した起業家は、大多数の人が現状に愚痴をこぼしながら日々を過ごして感情のキャパシティを消耗する中で、自らは問題解決にエネルギーを注ぐことを選んでいたのです。

周囲の人と良好な関係が保たれているときは、もっと良い自分になろうという意欲が高まり、活力が湧いてきます。互いを支え合う仕組みもでき、心身の健康にもつながります。充実した人間関係は、キャパシティ・ビルディングのすべての要素に良い効果をもたらします。

人間関係は、個人として、企業人としての私たちの成長を促し、私たちの成功に大きく寄与する。私たちが主眼とするのは、長期的な成果、豊かな人間関係、そして顧客、同僚、提携相手との信頼関係である。私たちは、遂行力と人徳は信頼関係の構築に不可欠であると信じ、また、豊かな人間関係は私たちがより多くを達成するための要であると信じる。

「精神」「知性」「身体」「感情」の4つの力を個別かつ総合的に高めていく「キャパシティ・ビルディング」を身につけることで、人生をより豊かにできます。コアバリューとコアパーパスを明らかにし、4つの力を組み合わせて、自分のやりたいことに集中しましょう。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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