未来へ導く 1%の人だけが知っている 魔法の読書法 (望月俊孝)の書評

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未来へ導く 1%の人だけが知っている 魔法の読書法

望月俊孝
イースト・プレス

本書の要約

多くの人は良書に触れても、読みっぱなしで終わっていますから、実際に行動することで、一歩も二歩もリードできます。これを繰り返すうちに、確実に自分を変えられます。本で得た知識をビジネスでアウトプットすれば、結果を変えられます。良書に巡り会うためにROIを意識し、速読を実践しましょう。

ROI読書法とは何か?

本とは、いわば最も簡単で安い「現実変換装置」であり、夢を叶える「魔法のランプ」です。(望月俊孝)

私は自分の人生を読書で変えることができました。このブログでも何度か読書法について紹介してきましたが、今日はベストセラー作家である望月俊孝氏が開発したROI読書法を取り上げます。

読書とは、本の中の登場人物や作者と脳のレベルでシンクロを起こすことです。本の読み方を変えると、情報のみならず、その情報が生み出された思考回路もインストールされます。作品とのシンクロを起こし、人生を変えるためには、良書に巡り合う必要があります。そのためには、「多読」と「速読」を掛け合わせ、時間を短縮する必要がります。運命の一冊が見つかったら、その一冊を精読し、自分を変えるためのアクションを起こすのです。

■凡人を偉人に変える5つの「偉人読み」の技術
①本を読んだらアウトプットする。1ブック・3ポイント・1アクション。
②運命の1冊の本に出会ったら、徹底的に精読し、思考回路を再現する。
③感動した本があったらその作者や作者のコミュニティを探し、直接会いに行く。
④読むべき本の「ガイド役」となる先生・仲間を探す。
⑤1冊読んだら、次の本を読む前に「速動」をする。

(シン速読)=「多読」×「精読」×「速動」=「投資対効果」の「ROI高い速読」

読書で大切なのは、「1ブック・3ポイント・1アクション」です。このブログでも何度も書いていますが、行動しない読書は、意味がありません。本から学びを得たら、それを実際の行動に移すのです。著者は、1冊の本から、3つのポイントを必ず学び、それを実践するとよいと言います。

多くの人は良書に触れても、読みっぱなしで終わっていますから、実際に行動することで、一歩も二歩もリードできます。これを繰り返すうちに、確実に自分を変えられます。本で得た知識をビジネスでアウトプットすれば、結果を変えられます。

良書に巡り会うために速読しよう!

私に必要なことは「頑張る」ことだけではなく、「自分の価値を上げる」、つまり「刃を研ぐ」ことでした。そのための最高の方法が「読書を通じて知恵を学び、活かすこと」なのは言うまでもありません。そのときから読書法がまったく変わり、自分の価値を高め、刃を研ぐ読書法の探究が始まりました。

著者は「7つの習慣」から、自分の価値を高めること(刃を研ぐ)の重要性を学び、読書のやり方を変えていきます。

人生を変えるための一冊に出会うために、速読を実践しましょう。3つの質問によって、良書に出会える確率が上がります。
①今読んでいる本が、本当に今の自分の人生を変えるために必要か?
②必要だとしたら、すぐに活かせる部分はどこか?
③活かせるとしたら、どのように活かし、実践するか?

ROIを高めるためには、以下の4Cを意識し、速読(ROI速読法)をするとよいと言います。

人生が「変化(Change)」し、「挑戦(Challenge)」し、「チャンス(Chance)」をつかみ、結果を出す・成功する・豊かになるのが「チョロい(Choroi)」ということで「4C速読法」と呼ばれています。

「変化(Change)」
「挑戦(Challenge)」
「チャンス(Chance)」
「チョロい(Choroi)」

読書には自分を変えるという目的があります。速読する際には、本の中に自分の目的に必要な箇所を見つけ、しっかり読むようにすべきです。姿勢や意識のちょっとした持ち方で周辺視野を広げ、しっかり目に入る単語・行を増やしていくことで、やるべきことが見つかります。

自分のパーパスを実現するために、書籍は最強のツールです。以下の6つのサイクルで読書をすれば、人生をよりよくできます。
①「投資対効果」を考えて読む(「何を読むか」ではなく「なぜ読むか」が大事)
②読むだけでなく、人生やビジネスに活かすことを前提に読む
③自分が著者だったら、主人公だとしたら、どう考え行動するかなどをイメージしながら読み、実践する
④運命の1冊、運命の著者に出会うまでは選書眼を鍛えるためにも、多読・速読する
⑤運命の1冊に出会ったら、著者の智慧や人格、行動、習慣、感情などをインストールするつもりで繰り返し読み、実践する
⑥このサイクルを繰り返し、「投資対効果」を最大化する読書法を身につける




この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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