誰もがアメリカンドリームを見るチャンスを持っている。しかし、残念ながら多くのアメリカ人、特に不利な状況に置かれた若者は、大学の学費が払えない。また、奨学金の返済に追われている人も多い。4年制大学の学費全額を負担することで、我々は従業員に人生における大事な道具を与えています。成功への道を国民みんなに与えることで、この国はもっと強くなる。(ハワード・シュルツ)
スターバックスはアリゾナ州立大学と提携し、オンラインの大学の学士号取得を目指す従業員に、授業料の全額を支払うプログラムを開始する。週2時間以上働く従業員が対象なので、非正規雇用を含め幅広く適用される。従業員2万5000人以上の大学卒業を支援するため2億500万ドルを捻出する。目的は当然ながら人材の確保であるが、学費を払ってもらったとしても、スターバックスで働きつづけなければならないという義務は生じない。(長沼博之)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
以前からスターバックスの強さについて、このブログで紹介していますが
長沼博之氏のビジネスモデル2025を読んでいて、この企業の強さの秘密を再発見しました。
スターバックスは「企業のための人ではなく、人のための企業へ」を絶えず考え
優秀な社員を集めることに成功しています。
企業は人と言われていますが、USのスタバで働くことで
自分を成長させられるチャンスを得られるのです。
学びたくても学べない学生が日本だけでなくアメリカでも増加しています。
教育を受ける機会の平等が教育費の高騰で失われているのです。
スターバックスは、その課題を解決するためのプログラムを実践しています。
(このプログラムは2015年の4月にスタートしています。)
ビジネスモデル2025 [ 長沼博之 ] |
スターバックスの最大の強みは、顧客と従業員の関係性にあると私は考えています
当然、この奨学金によって、スターバックスに感謝する従業員は増えます。
私がもしこのプログラムを利用したら、多くの仲間にこのプログラムの素晴らしさを伝えるでしょう。
自分の子供たちにもスターバックスのおかげで勉強ができたと
一緒にスタバでコーヒーを飲みながら話すと思います。
この結果、仲間や子供がスターバックスのファンになったり、就職するかもしれません。
たとえ、社員が会社を途中で辞めていったとしても
スターバックスを応援しようという気持ちは一生続くはずです。
「われわれの従業員を大学に行かせるために何でも試す」とハワード・シュルツは言っていますが
このビジョンが働く人すべてに伝わることで、従業員のモチベーションがアップし
顧客へのサービスにもますます拍車がかかるはずです。
以前のブログにも書きましたが、スターバックスの強みは
店舗の中のエクスペリエンスとストーリーにあります。
その基軸になるのが、バリスタと顧客の交流ですが
熱い情熱をもった「コーヒーを伝えるスペシャリスト」が
様々な知識をアリゾナ州立大学で学ぶことで、スタバに新たな価値を生み出すはずです。
このプログラムの結果が出る数年後には、ますますスターバックスは強くなっていることでしょう。
アメリアのスターバックスの株価の5年推移を見ても
今までの施策が評価され、強さを維持していることがわかりますが、今後も期待できそうです。
しかし、これからはちょっと違う。会社の表面的な見え方を良くするために、片手間で何か社会貢献をするということではなく、企業の存在意義をかけて、公益性を追求していく必要のある時代へと突入しようとしているのだ。日本におけるブラック企業問題は、根が深いが、その中で、世界を見渡せば、スターバックスのような思い切った動きも出てきている。
長沼氏が指摘するように、今後は従業員を大事にする企業がより一層強くなっていくはずです。
ブラック企業と呼ばれる会社には、優秀な人材が集まらなくなり
スターバックスのような企業との競争には勝ち残れなくなるはずです。
従業員が生き生きと働く会社に人は惹きつけられます。
日本にもハワード・シュルツのような経営者が増えてもらいたいものです。
私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: Starbucks Coffee – Shrewsbury Station via photopin (license)
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