自分で解決しようと行動しなければ、それは問いを発しているのではなく、ぼやいているだけだ。(マーク・ノーナン)
人生を通じて学び続けなければならないという新しい現実に折り合いをつけるには、子どものときのような好奇心や何事にも新鮮に驚ける気持ち、何でも挑戦しようという意気込み、そして新しいものに適応し、吸収していく能力を持ちつづけなければならない。(ウォーレン・バーガー)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
子供の頃はみな質問の天才だったはずです。
それがいつしか質問ができない大人になってしまい
ビジネスでも成果が上がらないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
旧式の学校教育の弊害なのか?あるいは親の教育が悪いのか?
私たちは5歳を過ぎた頃から、質問を積極的にしなくなります。
その一方で、一部の天才たちは、目の前のありふれた対象に疑問を持ち
新しいサービスやプロダクトを開発していくのです。
ウォーレン・バーガーのQ思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考を読むと
今からでも質問によって人生を変えられることに気づけます。
私たちはビューティフル・クエスチョンによって、自分の未来を明るくできるのです。
ジョー・ゲビアは、ルームメートのブライアン・チェスキーと共に
毎年決まった時期に自分の町に来る人たちがホテルを探すのにあれほど苦労するのはなぜか?と
質問したことでエアビーアンドビーを起業することになるのです。
目の前の何気ないことに疑問を持つことが、これからのビジネスマンには求められています。
Q思考 [ ウォーレン・バーガー ]
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作家のグレッチェン・ルービンの話も素晴らしいので、以下紹介します。
単純な 「なぜ ?」という疑問が、彼女の人生に劇的な変化をもたらしたのです。
ある雨の日 、彼女はニューヨークでバスの窓から外を眺めていました。
その時「なぜありのままの人生に幸せを感じられないのだろう? 」と突然、疑問を持ったのです。
これがきっかけになり、彼女は幸せの質について考え始めます。
さまざまなことを調べ、学んだことを自分の人生だけでなく、他人の人生にも適用していくことで
ハピネス ・プロジェクトとして知られるベンチャーを起業し、大成功を収めるのです。
私たちは、仕事や家族関係、地域社会る問題に対して
「なぜ ?」と問いかけることで、新たなビジネスのネタを見つけられるのです。
質問家は、折にふれて自分から 「なぜ?」という問いを探しにいく。自分たちが取り組んで答えを見つけ出せそうな疑問を探すのだ。
結局、成功者とはアクティブに動き回る、勘の鋭い人かもしれません。
目の前の対象に課題を見つけて、「なぜ?」という質問を繰り返すことで
新たなサービスや製品を生み出しているのです。
本書を読んでいて、今のビジネス教育に必要なことが見えてきました。
■人に遠慮しないで質問できるようになる
■行動力を鍛える
■多様な視点を持つ
この3つのスキルを磨くことで、私たちはより成功に近づけるはずです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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