ウォーレン・バーガーのQ思考―シンプルな問いで本質をつかむ思考の書評

「だれかが、これまでずっと同じように実践されてきたことを見、『なぜそうなのか?』と疑問を抱いたとき」にブレイクスルーが生まれる。(デイビッド・ポーグ)

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私たち人間は質問によって、進化をしてきたのかもしれません。
よく良い質問が人生を変えてくれるといいますが
成功者の多くは普通のことに疑問を抱き、そこからチャンスを引き寄せているのです。
ウォーレン・バーガーQ思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考を読むと
質問によっていかに自分を変えられるかがよくわかります。
以前は質問しない大人しいビジネスマンが出世しましたが
世の中が激変する時代には、前提を疑う能力が求められるのです。

本書で紹介されている成功者や研究者の言葉を読むことで
質問の重要性と良い問いかけをするためのテクニックを学べます。

「我々の新たな現実はプライベートも職業生活も、すべて疑うことで成り立っている。現状について疑問を呈し、マーケティングや政治的主張に問いを発し、何といっても 『次は何か?』と尋ねつづけている。(セス・ゴーディン)

現状の不満を書き出して、どうすればよいかを考えるようにするのです。
セス・ゴーディンが言うように次は何か?」を考え
トレンドを予測することで、ビジネスの勘所も鍛えられるはずです。

著者のウォーレン・バーガーの次の言葉が、私にはとても刺さりました。

「ア・ビューティフル・クエスチョン」 (美しい質問)とは、私たちが物事を受け止める、あるいは考える方法を変えるきっかけとなる野心的だが実践的な質問のことである─さらにそれは、変化を引き起こす触媒となり得る。

美しい質問を習慣化することで、仕事だけでなく人生を素晴らしくできそうです。
変化がなければ、つまらない人生を送るだけだと考え、質問力を鍛えましょう。
「How might we?」を口癖にするだけで、私たちは人生を変えられるはずです。

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「リスクを評価しデマを認識する能力と、他人の考えだけでなく自分の立てた前提条件にも疑問を抱ける能力」を身につける必要がある。押し寄せてくる情報や〝事実〟(本当に事実のものもあればそうでないものもあるだろう)、見解、主張、提案、選択が多くなるほど、私たちは厳しく疑いながら、見たもの聞いたものをふるいにかけ、分類し、解読し、理解できなければならない。(レオン・ボトシュタイン)

世の中が複雑になり、情報が大爆発している中では
偽情報やデマがソーシャルメディアで拡散しています。
それが本当なのか?を考えることを習慣化しないと痛い目にあいます。
友人からの情報からだ大丈夫だと鵜呑みにし、それを拡散すると
自分も加害者になってしまう時代を私たちは生きているのです。
選択肢が多い時代を生きるとは、リスクと隣り合わせだと言うことです。

本当にそれが自分のためになるのか?と問いかけ
目の前の情報を疑う癖をつけるべきかもしれません。

良い質問をするためには、自らの無知によく気づき
新しい情報をしっかりと吸収する姿勢が不可欠です。
知らないから質問するという姿勢こそが、成長を加速させてくれるのです。

この複雑になった世界を生き抜くために、人は絶えず適応し続けなければなりません。
言い換えれば、私たちは一生学び続けなければならないのです。
そのために、私たちは美しい質問を自分に与える努力が必要なのです。
Q思考は素晴らしい一冊なので、何度かに分けてブログを書きたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
私の好きな本と私の著書を以下にピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。
      

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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