「なぜ」という視点で捉えると、日々の小さな行動にも、意義を感じやすくなります。理由が明確になることで、小さな行動が、大きな目標を達成するための一歩に変わるのです。その結果、衝動的な行動は減り、誘惑にも負けにくくなり、前もって行動を計画するようになります。また、外部的な要因(「他者」「ツキ」「運命」など)にも左右されにくくなります。(ハイディ・グラント・ハルバーソン)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
ハイディ・グラント・ハルバーソンのやってのけるを読むと
悪い習慣を良い習慣に置き換える方法を学べます。
ダメな自分を改善するためのメッソドがたくさん紹介されています。
自分を変えようとした時に、何日かするとやる気がなくなることが多いのではないでしょうか?
人は習慣の生き物なので、どうしても以前の習慣にとらわれてしまいます。
良い行動を続ければ、やがてはそれが習慣になるのですが
なかなか自分の行動をコントロールできません。
何事であれ、物事は繰り返し行うと、経験が深まり、
楽に行えるようになっていきます。そして次第に、それを「なぜ」 という理由を考えながら行うようになります。
習慣を変えたい時に、「なぜ」の力を活用すると良いと
著者のハイディ・グラント・ハルバーソンは指摘しています。
たとえばある実験では、飲酒経験の少ない二十代前半の被験者は
お酒を飲む行為を「液体を飲み込む」「コップを持ち上げる」
アルコールを飲む理由をうまく説明できませんでした。
一方、
その理由を知りすぎるほど知っていたのです。
やってのける [ ハイディ・グラント・ハルバーソン ] |
以前の私もアルコール依存症で、お酒を飲むことが常態化していました。
自分の時間を失い、健康も害したために、10年前に断酒を決意しました。
その際、私もこの「なぜ?」を活用しました。
私はなぜお酒を飲むのだろうか?を考えることで断酒できたのです。
私はお酒を友人とのコミュニケーションとストレス解消を目的にしていたのですが
しまいには、飲むことが目的にすり替わっていたのです。
その時、私は人とのコミュニケーションに注目しました。
人脈を広げたり知識を学ぶためには、お酒は必要ないのだから
飲み会に参加するのはやめて、朝活やランチ会で人に会えばよいと考えたのです。
飲み会に行かなくても、人間関係をよくできるという当たり前のことを私は忘れていたのです。
夜型の生活をやめて、朝型のライフスタイルを取り入れることで
私はお酒に支配されなくなりました。
自分の時間を取り戻すことで、やりたいことをやれるようになったのです。
お酒をやめ、自分を変えるという目標をつくることで、行動を改善できました。
朝活で学ぶ、読書時間を増やす、ソーシャルメディアでのアウトプットをすることを決め
その行動に集中したのです。
「なぜ」と「何(新たな目標)」を意識し、毎日思い出すことで
私はお酒という悪い習慣にサヨナラできたのです。
飲みたくなった時には、飲まない人と会えばよい
あるいは、朝活に出ようと考え方を修正することで、アルコールに距離を置けました。
朝活によって夜早く寝ることを意識したことで、私のライフスタイルを変えることができました。
空いた時間は学ぶ時間、アウトプットの時間にしたことで
私は本を出版できるようになったのです。
習慣を変えたい時には、「なぜ」と「何(目標)」を考え
そのための行動に集中すればよいのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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photo credit: STOP, scott richard via photopin (license)
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