ヴァルネラビリティ(傷つくリスク)なしには、勝利はありえない。

ただ批判するだけの人に価値はない強い人のつまずきを指摘し、やり手ならもっとうまくできたはずだとあげつらうだけの人には。称賛に値するのは、実際に競技場に立ち、埃と汗と血にまみれながらも勇敢に戦う人だ。あるときは間違いをおかし、あと一歩で届かないことが何度もあるかもしれない。何をするにも間違いや欠点はつきまとう。それでもなお、ことを成し遂げるためにもがき苦しみ、情熱に燃え、力を尽くし、大義のために身を粉にして励む人こそ偉大なのだ。順風ならば最後には勝利に輝くだろうし、最悪の場合、失敗に終わるかもしれない。だが彼らは、少なくとも果敢なる挑戦をしたのである。(セオドア・ルーズベルト)


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ブレネー・ブラウン本当の勇気は「弱さ」を認めること
セオドア・ルーズベルトの言葉がきっかけになって書かれた良書です。
批判する人間ではなく、実際に競技場に立ち
もがき苦しむ方が結果を残せ、はるかに価値があるのです。
たとえ、失敗しても、挑戦者には貴重な経験が残ります。
これが糧になり、次のチャレンジができるようになります。

何もしない傍観者のまま、人生を終えてしまうと
死ぬ前にとても大きな後悔をすることになりそうです。
もちろん生身をさらせば、傷つくリスクはとても大きくなります。
しかし、年老いた時に、「自分にもっと勇気があればよかったのに!」と思うほど
不愉快で、危険で、心が痛むことはないのです。
ヴァルネラビリティ(傷つくリスク)は、チャレンジャーのみが持てる特権です。
傷つくことを恐れずに勇気を出して、行動することで人生が変わり始めます。

ヴァルネラビリティのある人生のほうがより多くの体験ができ
自分を豊かにできるのです。
たとえ、傷ついても家族や友人とのつながりが、あなたを助けてくれるはずです。
失敗によって、もがき苦しむことで、より強く、より賢くなれるのです。

ヴァルネラビリティなしには、勝利の喜びを味わえません。
リスクをおかさない人生を送るよりも、たとえ傷つく可能性があったとしても
生身をさらして生きるほうが、人とのつながりを豊かにできます。
チャレンジしたり、失敗するたびに私たちは応援者に出会えるようになります。
人脈が豊かになると、そこからチャンスが運ばれてきます。
どこにも行かず、何もしない人生を送れば、傷つく可能性は減らせますが
成功するワクワク感を感じぬまま、一生を終えてしまうのです。

自分のやりたいことが見つかったら、さっさと行動を起こしましょう。
いくらプランを練ったとしても、行動しなければ、何も始まりません。
ヴァルネラビリティを受け入れることで
はじめて、自分の人生を生きられるようになるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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